そのデビュー戦となる「新城ラリー」が、今週末2019年3月16日(土)~17日(日)の2日間、愛知県新城市にある新城総合公園を中心としたコースで開催される。
総距離はリエゾンを含めると約300km。SS総距離82.98km、SS数は12。
2018年に経験したTGRとは規模もレベルも異なる2日間のラリーだ。
梅本まどかはコ・ドライバーとして参戦し、ドライバーは経験豊富な川名 賢選手。
マシンはトヨタ86。参戦するクラスはJN-3クラス。名門「K-oneレーシングチーム」の山本悠太選手や、GR Garage 周南INGINGでGRコンサルタントとして活躍している曽根崇仁選手ら、精鋭が揃う激戦クラスでのデビューとなる。
また、このJN-3クラスでの参戦は、今年は今回の新城ラリーのみとなる模様で、第3戦以降は板倉麻美選手とのペアでVITZ CVTに乗り、JN-6クラスで戦うことになる。
そんな梅本まどか選手に、全日本ラリーデビューに臨むにあたっての意気込みを聞いた。
ーー15日(金)にセレモニアルスタート、16日からいよいよSSが始まりますね。準備はばっちりですか?
梅本「ここ数日は、主催者からの通知を見たり、ラリーの動画を見たりしています。また、ペースノートを今回から標準的な書き方にするために、いろいろと勉強と確認をしています」
――標準的というのはどういうことですか?
梅本「2018年はクロエリさんに『右』『左』を伝えるために、ノートには『み』とか『ひ』といった書き方をしていたのですが、今後、たとえば英語読みを望むドライバーさんと組んだ場合、『み』とか『ひ』では読めないので、ライトの『R』とレフトの『L』を使って書くようにしたんです」
――どんなドライバーにも対応するための準備なんですね。「全日本ラリー」という大舞台に臨むにあたって、これまでとの違いなどはありますか?
梅本「そもそも日数が違いますし、レッキのやり方が違っていたり、違いはたくさんありますね。また、新城ラリーはコース名は同じだけどそのコース内でのSSの場所が違うことが多いです。コ・ドライバーとしては、用意したペースノートを間違えないようにしたいですね。スタートしたらノートが違っていた・・・なんていうことが絶対にないように注意します」
――それは致命的ですね。
梅本「ちょっとしたことがミスにつながらないように気を付けたいと思っています。ほんの少しのことがロストにつながってしまうのではないかと思っています。一個一個に集中していきたいですね。当たり前のことをミスらないように、集中します」
夢のWRC参戦に向けての道を歩み始めた梅本まどか選手。
MotorFan.jpは梅本選手の全日本ラリーへのチャレンジを追いかけていく予定だ。
彼女の成長する姿を、読者の皆さんもぜひ見守ってあげてほしい。
また、ぜひラリー会場に足をお運びいただき、直接応援してみてはいかがだろう。
新城ラリーは観戦無料。
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