これをうけ、ジェイテクトは、2016年に被水環境下における発錆を抑制し耐久性を向上させた新しい軸受を開発した。開発品は、従来材料(SUS440C相当)と比較し、15倍以上の耐食性を有しており、大幅な性能アップを実現している。通常、材料の耐食性を向上させた場合、背反として強度・耐久性の低下が懸念されるが、この開発品は材料成分を適正化することで、従来材料(SUS440C相当)と同等の強度・耐久性をも実現している。現在この開発品は日本国内の車両を中心に採用されている。