ステルヴィオは最高出力210ps、最大トルク470Nmを発生し、リッター100psに迫る高出力と、ディーゼルならではの圧倒的なトルクを両立。さらに、0-100km/h加速タイムは6.6秒(IDIADAによる測定値)を記録、ディーゼルエンジン搭載SUVとして、スポーツカー並みの優れた加速性能を実現した。ジュリア搭載のスポーツディーゼルエンジンは、最高出力190ps、最大トルク450Nmで、0-100km/h加速タイムは7.2秒(IDIADAによる測定値)を計上する。
燃費は、実用燃費に近いWLTCモード計測でステルヴィオが16.0km/ℓ、ジュリアは17.2km/ℓを達成。同クラスのガソリンモデルに比べ、最大約45%の燃費向上を実現しています(IDIADAによる測定値。欧州参考値で、燃費はステルヴィオ2.0ℓガソリンターボ、8速AT、4WDと欧州複合モード燃費による比較)。
アルファロメオのディーゼル技術の精緻を結集したジュリア、ステルヴィオディーゼルモデルは、優れたスポーツドライビング性能を発揮する。クラストップの卓越した出力・トルクに加え、エンジン本体は、アルファロメオのディーゼルエンジンとして初となるアルミ製エンジンブロックや中空カムシャフトを採用しており、極めて軽量なユニットに仕上がった。エンジン単体重量がわずか155kgに抑えられた結果、クイックかつ収まりの良いアルファロメオらしい軽快なハンドリングの実現に大きく寄与する。
全てのエンジン回転域において扱いやすいのもこのエンジンの大きな特徴。このスポーツディーゼルエンジンは、わずか1250rpmで300Nm以上を、1750rpmで最大トルク470Nm(ジュリアは450Nm)を各々発揮し、常用エンジン回転域におけるドライバビリティに優れる。さらに、バランサーシャフトの採用により振動が低く抑えられており、同時に8速オートマチックトランスミッションのシフトショック低減も図られている。車両設計と並行してエンジン開発が行なわれており、NVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)全体の低減が相乗効果として現れ、その結果、整った車両全体のバランスと共に、高い静粛性も実現した。
また、様々な先進技術の導入により、高効率かつクリーンな排出ガス性能を実現。低回転域からターボラグが少なく、レスポンスに優れたエンジン特性を実現するe-VGT(電子制御式バリアブル・ジオメトリー・ターボ)をはじめ、1行程に2000barの高圧燃料噴射を最大8回行なう高精細な燃料噴射装置「マルチジェットII」を搭載。また、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)やSCR(選択式触媒還元)、アドブルー(尿素水溶液)噴射装置といった排出ガス後処理技術の採用により、世界的に厳しいと言われる日本の排出ガス基準「ポスト新長期規制」をクリアしている。
国内導入モデル
■ステルヴィオ 2.2 TURBO DIESEL Q4■
既存のガソリンモデル「2.0 TURBO Q4」と同等の装備内容。バイキセノンヘッドライトをはじめ、18インチ5スポークアルミホイール、Apple CarPlay/Android Autoに対応したConnectシステム、シートヒーター付のレザーシート、前席パワーシート、リアパーキングカメラ、パワーテールゲート、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)などの快適装備を標準装備する。
車体価格(税込):617万円
■ジュリア 2.2 TURBO DIESEL SUPER■
ガソリン仕様の「2.0 TURBO SUPER」と同等の装備内容。バイキセノンヘッドライトのほか、18インチ10スポークアルミホイール、Apple CarPlay/Android Autoに対応したConnectシステム、シートヒーター付のプレミアムレザーシート、前席パワーシート、Harman/Kardonプレミアムオーディオシステム、リアパーキングカメラ、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)などを備える。
車体価格(税込):556万円