ドライブに疲れたら、コンビニに寄ってホットコーヒーでちょっと一息。ところでホットコーヒーって、コンビニが違えば量も味も違うの? 一体どのコンビニがお得? そんな素朴な疑問を抱き、各コンビニのホットコーヒーを調査してみました!


PHOTO/REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)


調査日:2019年2月8日

 物価は上がるのに、賃金はいつまでたっても上がらない。そんな不景気のまっただなかに、我々庶民の心のオアシスが、コンビニエンスストアのコーヒーです。コーヒー専門店に行かなくても、お手軽に本格的なコーヒーが楽しめる。しかもお値段は100円〜。信じられますか? 缶コーヒーよりも安いんですよ。




 今や全自動コーヒーマシンは、コンビニにとって欠かせない存在となっていますが、元来ドケチな性分のワタクシは、同じ100円を払うならば、量が少しでも多い方がお得じゃねーか! と思い立ってしまったわけです。 


 そこで思い立ったのがコンビニ大手3社のコーヒーの飲み比べ。




「クルマ=ドライブ=コーヒーは欠かせない存在」




という、強引な方程式(?)で、経費でコーヒーをたっぷりと飲んでしまおう……ではなく、コスパに優れたコーヒーを探し出そうと思ったわけです!




 そんなわけで、以下からは計量カップを使って、淡々と検証していきますのでご覧ください。

 ここではセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの大手コンビニ三社をターゲットに、それぞれのホットコーヒーを比較してみました。




※価格はすべて税込です。


※価格等は調査日である2019年2月8日現在のものです。

まずはセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートのホットコーヒーを並べてみました。筆者が見る限り、見た目はどのコーヒーも変わりなし。色に濃い・薄いは感じられません。

セブンイレブンのホットコーヒー「セブンカフェ」

【キャッチコピー】


豆、焙煎、豊かな香りと、深い味わい




【栄養成分(ホットコーヒー R)】


熱量:7kcal、たんぱく質:0.3g、脂質:0.1g、炭水化物:1.2g、Na:10mg




【サイズと価格】


ホットコーヒー R:100円


ホットコーヒー L:150円

【量(実測値)】


ホットコーヒー R:170ml


ホットコーヒー L:250ml




≪1mlあたりの価格≫


ホットコーヒー R:0.58円


ホットコーヒー L:0.6円

ローソンのホットコーヒー

【キャッチコピー】


バランスを極めたコクと旨み




【栄養成分(コーヒー S】


熱量:6kcal、たんぱく質:0.3g、脂質:0.3g、炭水化物:1g、ナトリウム:6mg、食塩相当量0g




【サイズと価格】


コーヒー S:100円


コーヒー M:150円


コーヒー L:180円

【量(実測値)】


コーヒー S:160ml


コーヒー M:250ml


コーヒー L:300ml




≪1mlあたりの価格≫


コーヒー S:0.62円


コーヒー M:0.6円


コーヒー L:0.6円

ファミリーマートのホットコーヒー

【サイズと価格】


ブレンドS:100円


ブレンドM:150円

【量(実測値)】


ブレンドS:165ml


ブレンドM:245ml




≪1mlあたりの価格≫


ブレンドS:0.6円


ブレンドM:0.6円

量的にもっともお得なのは、「セブンカフェ」のホットコーヒー Rに決定!

 ほとんどのコーヒーが、1mlあたり0.6円に設定。その中で、セブンイレブンの「セブンカフェ ホットコーヒー R」は、1mlあたり0.58円とちょっとお安め。同じセブンカフェのホットコーヒー Lよりも割安なのも意外な発見でした!




 とはいえ、各社ともにその差はわずか0.02円。「どのコンビニも、どのサイズも、基本的に変わらない」と言ってもよさそうです。

三社のコーヒーをテイスティング

 量的にはどの店もどのサイズも、1mlあたり0.6円前後と、ほぼ変わらないコンビニのホットコーヒー。




 ではそのお味は? コンビニによって味は変わるものなのかを検証すべく、今回はコーヒーのプロフェッショナルにテスターとしてテイスティングをお願いした。

≪テスターのプロフィール≫


千葉県八千代市在住のHさん(4★歳)。コーヒーチェーン店の大手、「スターバック〇(※注)」に勤務する部類のコーヒー好き。コーヒーのテイスティングには、少し(いや、実は結構)自信あり。ちなみに筆者の奥さんの友人です!

※注:様々な種類のコーヒーをメニューに揃える「スターバック〇」。Hさんによると、違いの分かるお客さんから、「このコーヒー、どこの豆を使ってる?」等、超マニアックな質問を受けることも多々あり。そのため、接客の経験はもちろん、『コーヒーが好きであること』も、採用の基準になっているそう。もちろん、コーヒーに関する日頃の勉強も欠かせないとのこと。コーヒーは、奥が深いんですね…。

セブンイレブン・ホットコーヒーの特徴→「ドーナツに合いそう!」

「ローソンよりも豆が深入りで、酸味が少ない。後に香りがしっかりと残ります。朝の目覚ましに最適なイメージかな。ドーナツに合いそうな気もした。セブンイレブンは、ドーナツに力を入れているでしょ? それも影響があるのかな? なんて思いました」

ローソン・ホットコーヒーの特徴→「酸味ありのさっぱり系」

「セブンカフェよりも酸味があり、ロースト(豆の煎り方)が浅いイメージ。全体的に軽めのテイストがあり、後味がさっぱりしている。クッキーなど、軽いお菓子などに合いそうな気がした。三社の中では、もっともコーヒーを研究し、豆を吟味するなど、コーヒーに関して頑張っているかな?」

ファミリーマート・ホットコーヒーの特徴→「甘みありのモーニングコーヒー 系」

「甘味が感じられ、酸味がない。エスプレッソ色が強く、スモーキー(香ばしい)な独特のテイスト。朝起きて飲むのに最適なイメージです。チョコレートに合いそうな気がしました」



※上記はあくまでも個人の感想であり、人によって感じ方は異なります。




 このように、各社によって味は異なる模様。ドライブのお供に、一度皆さんも体感してみてはいかがですか?

情報提供元: MotorFan
記事名:「 【意外と量が違う!?】大手三社のコーヒーの量を比べてみた【セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート】