ある年末の寒い朝のこと、いつものように田んぼの脇で富士山などを撮って喜んでおりましたら、編集部からぴろりんとメッセージが届きまして「今から富士スピードウェイに面白いもの見に来ない?」などと誘われたので、『最新パーツ研修会』というものにお邪魔してきました。




 長いこと自動車関係の仕事に携わってきたものの、実は自分のクルマをいじったりしたことはなく、チューニングやアフターパーツは「あんまり自分とは関係のないお話」くらいに思っていた私。そんな私でも知っているような、有名なメーカーさんたちのテントが、ずらり。

知ってる知ってる! 走行会とかでよく見る感じのパーツメーカーさんですね。

ただし『最新パーツ研修会』と言われて、その場に立ってみても、なんとなく分かったような分からないような。そこで突然声をかけてくれた編集部の加茂さんをとっ捕まえて、話を聞きました。




あかね「これは一体どういう集まりなんですか」

主婦目線というか、「写真を撮る主婦」目線で見ているとつい寄って撮りたくなってしまう。

加茂さん「トヨタ自動車のディーラーに、一般のディーラーとはひと味違う、クルマのカスタマイズやモータースポーツ情報やらスポーツカーといった、モータースポーツカルチャーに特化した商品などを扱っている専門店『GRガレージ』というのがあるのを知ってる?


 そんな全国のGRガレージのなかから、特にやる気あふれるGRコンサルタントさんたちが集まって、GRガレージで販売する最新アフターパーツの情報収集とか試乗とかを目的とした研修会をやっているのよ。


で、実はこれがもう7回目。


 エリア86っていうのがGRガレージの前身なんだけど、かつて、そのマスタースタッフから『ハイパーレブの一斉取材会に見学に行きたい』という要望があって、それをきっかけに始まったもの。パーツメーカーの販路拡大とか、BtoBの場として利用してもらってます」




あかね「じゃあ、今回の様子が雑誌に載ったりとか」




加茂さん「そういうメリットもあるよね。こういう場に来てもらうことでディーラーさんの取引が増えたり、交渉のきっかけになったり・・・なんていうことも、三栄書房としては期待してますよ」




あかね「でも、トヨタ86みたいなスポーティーなクルマばかりじゃなくて、家族向けみたいなクルマもけっこうきてますね」

後ろに86いますけど、前にとまっているのはプリウスですし。

加茂さん「エリア86時代と違うのはそこ。パーツメーカーさんとしては、GRガレージのスタッフも新しくなっているし、アルファードとかベルファイアみたいなファミリーカー向けのカスタムパーツも紹介したいなんていう声もある。刻々と変化するニーズに対応できるように、不定期に開催することになってるんだよ」




あかね「へー。最新パーツと聞いてイメージしてたのと少し違った。あそこのテントでは何やってるんですか?」

何かしらの講習が行なわれている様子。混ざってみようかと思ったのですが、邪魔になってもいけないので遠巻きに覗いておりました。この写真は、ホイールメーカーのBBSさんが加茂編集長とかなりマニアックなトークをしているところです。

加茂さん「あそこではレクチャーをやっているの。たとえばチューニングショップさんがコンピューターチューニングのレクチャーをするとかね。具体的には導入とか現車合わせのためのアドバイスなんかをしてくれる。もちろん合法の範囲でね。今のクルマってかなりセンシティブにできているから、そういう現代のクルマに合わせたチューニングが必要なの」




あかね「今のクルマ難しいですもんね。ところでなぜ私のような主婦を呼んだ」




加茂さん「主婦目線でも面白いことあると思うよ、試乗とか。あそこの神奈川トヨタさんの試乗なんかいいんじゃない? 乗っておいで!」

これに試乗してみよとのお達しが。

あかね「唐突だ。でも行ってきます」




というわけで次回は、主婦あかねがボディダンパー装着車に乗せてもらったというお話を、動画なども交えながらお届けしたいと思います。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 主婦あかねのクルマ写真日記【番外編】「最新パーツ研修会ってなんだ?」