PHOTO&REPORT●伊藤英里(ITO Eri)
カワサキの2019年各種モデルが、ベルサール秋葉原1階屋外に展示されたカワサキモーターショー。今回展示されたのは、Ninja H2カーボン、Ninja ZX-6R、Z125 PROと、海外向けモデルのW800 CAFE、Ninja H2 SX SE+、Ninja ZX-10R SE、VERSYS 1000 SEといった全8モデルだ。
ニンジャH2カーボンとニンジャH2 SX SE+、W800 CAFEを除くすべてのモデルには実際にまたがることができ、来場者はその場で足着きやライディングポジションなどを確認したり、スタッフに話を聞いていた。
フラッグシップモデルのニンジャH2カーボンは、2018年12月には国内販売が発表され、受注期間を設けたうえで6月から販売開始することが明らかとなっている。カワサキ初のブレンボ製『Stylema』キャリパーが採用されており、ブリヂストンの最新スポーツタイヤR11を履く。
同じくカワサキのフラッグモデルを担うのが2018年11月のミラノ国際モーターサイクルショーで発表された、カワサキ ニンジャH2 SX SE+。展示されていたのは海外向けモデルだ。H2がスポーツ走行に重点を置いているのに対し、H2 SXシリーズはツアラーの要素が強くなっている。ニンジャH2とほぼ同等のエンジンを搭載するが、1速と2速のギヤ比が異なり低速でも扱いやすいエンジンキャラクターとのことだ。
SX SE+はSX SEの装備に加え、セミアクティブの電子サスペンション装備、Bluetoothによるスマートフォンとの接続可能などの機能が付されている。
また海外向けモデルのW800 CAFEも展示された。2016年モデルで終了したが、2018年のEICMAで発表された新W800。ビキニカウルが装着されているほか、リヤブレーキがディスクになっている。
取材を行った12日は冷え込みがかなり厳しく、ときおり雪も舞うほどの寒さ。それでも多くのカワサキファン、バイク好きが足を運び、通行人もふらりと立ち寄るなど展示会は常に人でいっぱいだった。
SNSでこのイベントを知ったという20代の男性は、「カワサキのバイクに乗っていて、カワサキファン。こういうイベントでバイクを見ることができて楽しいです」とのこと。男性に声をかけられて来たという友人男性も「バイク乗りではないけれど、見ていると興味が湧きます」と語った。