東京オートサロン2019は各ブースに展示されたド派手なクルマも注目だが、ホール3のブリヂストンのブースでは、2017年に日本人で初めてインディ500を制した佐藤琢磨選手の走りを体験できるアトラクションがある。

 このアトラクションでは、体験者自身がドライバーズシートに座り、前面のスクリーンに映し出されたコースを佐藤琢磨選手と同じ視点で楽しめる。身体をしっかりと支えるバケットシートや、小径のステアリングなど、ディテールにもこだわられており、没入感が高い。

 さらに面白いのは、走行状況に連動してシートが動くことだ。路面からの凹凸だけでなく、直線からの急ブレーキ、コーナーでのロールなどマシンの動きをリアルに再現している。佐藤琢磨選手によると極限の状況下でもマシンの動きをドライバーに的確に伝えるタイヤは、レースにおいて非常に重要であり、タイヤのパフォーマンスが高まれば、それだけドライビングも向上するという。

 理屈では分かるが、いざ体験してみると、その次元の高さに驚く。アトラクションとはいえ、想像以上にマシンの揺れは強く、エンジンの音も凄まじく、あっという間にゴールを迎えてしまった。この状況でタイヤの動きまで感じられるとは……やはり常人離れしている。ぜひ、この迫力を体験してほしい。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ブリヂストン・ブースで佐藤琢磨の走りを体験!!【東京オートサロン2019】