こちらドイツでは日本のジムニーシエラが『ジムニー』として販売されているのですが、BMWのおひざ元のミュンヘン市内では、残念ながらまだ新型を見掛ける事はありません。
こちらミュンヘンでは乗用車としてというよりは、都市部での『はたらくクルマ』として活躍している様子を見掛けます。ミュンヘン市は札幌と同緯度に位置しますので、冬には結構な量の雪が積もる事があります。市内には一軒家は少なく、大半の住宅がアパートメントで、共有部分や建物敷地内やその前の道路の雪かきや庭掃除等はハウスマイスターと呼ばれる管理人さんがしてくださいます。
近所のハウスマイスターのお仕事用のジムニーには、フロント部分にスノーショベルが取り付けられており、除雪車の役割も担っています。小回りの利くジムニー(シエラ)は小さいながらしっかりとトルクがあるからこそ、ハウスマイスターのお仕事には欠かせない頼もしい存在なのかも知れませんね。
文・写真:池ノ内みどり