DUR(ディクセル・ウルトラ・レーシング)は、FIA GT3やGT4、スーパー耐久など、各種レースでの使用を想定してつくられたブレーキフルード。すでにそうしたシチュエーションで実績を上げているが、市販車ではどうなのよ? ということで、テストレポートをお届けしよう。

堀場原輝さんのM2は2016年式N55エンジン搭載の7速DCT車。ブレーキは純正キャリパーとディクセルのパッドRA typeの組み合わせ。ホイールは18×10.5JのADVAN Racing RS-DFで、タイヤは265/40R18のADVAN A052

 BMWのプロショップ、スタディ東京店でメンテナンスを受けている堀場原輝さんは2016年式M2(N55エンジン搭載の7速DCT車)で富士スピードウェイを走る。これまでのベストラップは1分54秒35だったが、取材日はディクセルのブレーキフルードを328 RacingからDURに換えて走行に臨んだ。


328 Racingでは3周目にペダルが深くなっていたが、DURではわずかに奥に入るだけ。また、1周冷やして再びアタックしたが、フィールはもとに戻ったとのこと。そして、1周目から1分53秒8が出て、2周目、1分53秒467をマークした。ブレーキフルードだけでタイム更新である。


「ペダルタッチがしっかりしている分、突っ込めました。とくにダンロップコーナー手前のフルブレーキが安心して踏めました」とのコメント。ちなみに、この硬質なタッチは日常ドライブでも好印象。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ブレーキフルードでベストラップ更新! DIXCEL ULTRA RACINGをテスト