では、両車の違いはどこにあるのか? それぞれのサイズを比較しながら、その特徴を紐解いていこう。※数値はいずれも欧州仕様のもの。
いずれもメルセデス・ベンツの新たなデザイン要素が取り入れられ、スタイリッシュな装い。BクラスはあくまでもMPVらしく見える出で立ちだったが、新型ではやや全高が低く抑えられた影響もあり、両車の見た目の雰囲気が近くなった印象を受ける。
ただ、全高以外は同じ数値ということで、コンパクトなスポーツハッチバックのAクラスに対し、広々とした空間を持つハッチバックのBクラスという位置付けは変わらない。
全幅やトレッドの数値は同じ。新型Bクラスは先代に対して10mmワイドになっており、スポーティという面でAクラスに近付いた。
やはり最小回転半径は両車で変わらない。どちらのモデルも、日本の街中で運転しやすいサイズ、かつ小回り性能を有していると言えるだろう。
大きく違いが出たのが、荷室容量。数値はいずれも後席を使用している状態だが、全高の違いが荷室容量の違いに大きく反映されており、当然居住スペースもBクラスが上回る。
いずれのモデルの後席も40:20:40の分割可倒式が採用されており、使い勝手は抜群だ。