参加車両の走行シーンをお届けしていた前回とは趣を変えて、ここではSS1/32mile台湾大会の会場の模様をどーぞ。

 日本の大会はバイク1台につき、1日5〜6回のアタックを行うのが一般的だが、台湾大会は3回のみ。日本では、1走行ごとに駆動系を分解したり、キャブレターのジェットの番手を変えたりというのがおなじみの光景だが、台湾ではあまり現場ではセッティング等は行わないようである。




 そして台湾大会では、”賞金”の存在も欠かすことのできない存在だ。賞金総額は50万元(1元=約3.8円)、世界記録を更新すると9万元の賞金が得られるというのだから、ライダー達の鼻息が荒くなるのも頷ける。




 そんな本気モードの一方で、パーツメーカーによるブース出展に加えて、パドックにはドリップコーヒーやおでんといったケータリングも充実。バイク好きからちびっ子まで和気藹々と楽しめる雰囲気だった。



ずら〜りと並んだトロフィーは一体誰の手に??

総額50万元、日本円にして200万円近くもの賞金。台湾のミニバイクドラッグレースに対する本気度が伺えます!

スターターの指示でフロントタイヤを定位置にセット。あとはライダーのタイミング次第でアクセルオン→発進! フライングが無いか、カメラを用いて厳密に審査しています。

コース両サイドには観客が大勢。

NOSボンベの搭載車が多いのも台湾ならでは。噴射すると排気音が一段と大きくなるので、どのタイミングで使ったかがすぐわかります。

シートをくり抜き、スロットルボディ&ファンネルをセット。この吸気口に向けてインジェクターを増設。これも台湾ではよく見られるチューニング手法です。

スタート直後にクランクケースが破損した車両がガソリンとオイルを撒いててしまったた直後の一コマ。好記録が続出した午前中から一転して、路面コンディションは厳しくなってしまった。

こちらがガソリンとオイルを撒いてしまった車両。ハイパワーを求めすぎた結果か、コンロッドがクランクケースを突き破ってしまった。

タイヤに熱を入れてグリップ力を高めるバーンナウト。やりすぎるとエンジンや駆動系が熱ダレを起こして、パワーが損なわれてしまう。

ケータリングではなんだか美味しそうな饅頭や、ポテトが販売されていた。

台湾では関東煮と呼ばれてるおでんがポピュラー。コンビニエンスストアでもよく売られている。

読めないけれど、おそらくえび団子とか、すり身とか、ちくわなんかが選べるみたいです。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 SS1/32mile・台湾大会 TIME ATTACK PICTURES 〜番外編〜