ラゲッジスペースのプリウスに対する17Lのアドバンテージは、ボディサイズを考えると妥当か。ホイールベースは奇しくもプリウスとまったく同じ2700mmだ。
モデルチェンジごとにガラッと方向性を変えるといえば日産レパードという絶対王者(?)がいて、最近では三菱エクリプス(現行モデルにはクロスというサブネームが付くが)という新星も現れた。それらに比べればインサイトの変化は許容範囲だろう。
現行モデルで四代目となったプリウスだが、インサイトとは対照的にそのコンセプトにブレはない。とくに二代目以降はシルエットも同じデザイン文法に則っており、正常進化という言葉がしっくりくる。ボディサイズの拡大も最小限に抑えられている。こうした事実からも、横綱のプリウス、挑戦者のインサイトという構図が浮かび上がってくる。
現行モデルのラゲッジルーム容量は502Lだが、4WDおよびスペアタイヤ搭載車は457Lとなる。