TEXT●大家伝(OYA Den)
ヨコハマホットロッドカスタムショー2018の会場で、「HAVE FUN!!+SHOEI」という出展ブースがかなり注目を集めていた。SHOEIは言わずもがなヘルメットメーカーだ。ではHAVE FUNとは?
HAVE FUN(ハブ・ファン)というのは、国内トップに位置するビルダー&ペインターらによるフラットトラック(ダートトラック)の新カテゴリーなんだそう。展示もされていた、オリジナルフレームに小排気量水平単気筒エンジンを搭載して作られたトラッカーカスタム群がまさにそれ。どれも個性的であるばかりか、独創的なフレームワークにさまざまなチャレンジが感じられ、グラフィックにも相当力の入ったスペシャルマシンが目をひく。しかも展示車両ごと、オリジナルペイントが施されたSHOEI・EX-ZEROの展示もされていた。
SHOEIもFacebookを通じてこの取り組みについて報告。「カスタムビルダースペースでは、マシンに合わせたユニークなグラフィックが施された『EX-ZERO』も展示。多くの来場者の方々にご覧いただきました」としている。
フラットトラックレースとは、アメリカでも人気のレースカテゴリーで、平らにならされたダートオーバルをフロントブレーキのないマシン(フラットトラッカー)で競うというもの。コース全長やレイアウトによって大きく4つに区分されているが、サイドバイサイドの超絶接近バトルをターンごとマシンのスライドと合わせて繰り広げるというシビれるレースである。コース全周を見渡せて、レースの展開をあますことなく見届けられるとあって、観客が熱狂するのも頷ける。
つまりチョッパーを含むアメリカンバイクカスタムとは違っていても、じつにアメリカンな世界観で人気のカテゴリーだと言えるだろう。
以下は当日のHAVE FUN展示車両とペインテッドEX-ZEROだが、小排気量マシンのほかにSRの単気筒エンジン搭載マシンなども展示されていた。