DOHCヘッドでパワーアップしたモンキーにFCRキャブを入れたり、ボアアップしたグランドアクシスにPWKキャブを入れたり……。かつての原チャリチューニングといえば、パワーアップ時に高性能かつ大口径キャブレターを組み込むのが定番でしたが、排ガス規制の厳しい近年は原チャリといえども、ほぼすべての新車はFI(フューエルインジェクション)の時代です。




 じつはFI仕様の原チャリもカーチューンさながらに、サブコンやフルコンを使ってのチューニングが楽しめるのです。




 例えばホンダ・グロムやヤマハ・シグナスXといったチューニングの得意な原チャリの場合では、ディルツジャパン製のサブコン「ENIGMA FIRE PLUS(ファイアープラス)」が組み込み可能。エンジン回転数、スロットル開度、燃料噴射量を3Dマップで増減できるだけでなく、点火時期調整、燃料+点火リミッターの解除などを設定可能。しかもマップの書き換えがスマートフォンやノートPCで行える手軽さも自慢です。




 ボアアップ時はもちろん、ノーマル排気量のままハイカムを組んでパワーアップした際など、さまざまな場面で、このサブコンによるチューニングが効果的なのです。




たまに街中で見かける「妙に速い原チャリ」は、もしかしたらサブコンで燃調チューニングをしている……のかもしれませんね。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 原チャリのチューニングは、今やサブコン・フルコンが当たり前の時代です!?