クラッチ操作やシフトチェンジが不要で、強大なトルクを瞬時に発生させる電動モーターをパワーユニットに採用。重心の低い位置に搭載することで、優れた操安性を実現した。プリインストール済みの4つのモードと、ユーザーが設定できる3つのモード、合計7つのライディングモードから、多様な乗り心地を切り替えできる。速度に合わせてピッチとボリュームが増加する独自のサウンド機構もLiveWireの特徴としている。
BMW Motorradといえば大排気量ツアラーモデルを連想する人も多いと思うが、今回同社が披露したのは中型クラスに位置するスクーターだ。しかもグランツーリスモタイプのミッドサイズスクーターだったので話題には事欠かない。
このC400GTには、34PS(25kW)を発揮する単気筒350ccエンジンを搭載。これに自動安定性制御ASCを組み合わせ、加速中の滑りやすい路面での安全性を向上させている。
制動面もフロントダブルディスクとリヤディスクを装備、さらにABSを標準で搭載していて万全だ。
EICMA2018で発表となった「3CT」とは?
リリースには『「3CT」は、フロント2 輪が特徴のLMW機構を搭載したスポーツコミューターのプロトモデルです。旋回時の優れた安定感をはじめとするLMWの特長と、300cm3エンジンの組み合わせで、スポーティかつ快適な平日のコミューティング、週末のファンライディングを提案します(原文ママ)』とある。
フロント二輪、LMW(リーニング・マルチ・ホイール)のパイオニアでもある125cc、150ccカテゴリーのトリシティを皮切りに、2018年は845ccエンジンを搭載したスポーツツアラーNIKEN(ナイケン)を発売。そして今回発表されたのが、近年のワールドスタンダードと言って差し支えないだろう「300cc」という排気量に焦点を当てた3CTである
ホンダの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドが、EICMA2018において、2台のコンセプトモデルCB125MとCB125Xを発表した。
いずれのモデルもCB125Rをプラットフォームとしている。
今回のEICMAにおける、MVアグスタ最大のトピックとなると確実にSuperveloce800だろう。「最高のオートバイデザインをもたらすコンセプトバイク」であるというのだから、興味を惹かれてしまう。
美しいデザインのカーボンファイバー製フェアリングをまとい、1970年代をイメージさせるような黄色いスクリーン&ヘッドライトが鮮烈な印象を植え付ける。
シャシー・アーキテクチャ、エンジン、ブレーキ・システムはF3 800譲りだというが、エンジンは完全に再マップされて優れたパワー特性を発揮する。
スマートなアシスタンスシステムから、ネットワーク化ソリューション、そして新たなパワートレインシステムまで、ボッシュは未来の二輪車とパワースポーツ車両のニーズに即したソリューションを取り揃えている。ボッシュにとって、革新的なソリューションやテクノロジーは、いずれもStress-free(ストレスのない)、Accident-free(交通事故のない)、そしてほぼEmission-free(排出ガスのない)なモビリティというビジョンの実現化に向けた足がかりとなる。
ホンダブースの中でも注目度の高いモデルが、世界初公開となるミドルスポーツ「CBR650R」だ。
CBR650Rはシャープでアグレッシブなラインを強調した外装や、ショートタイプのリヤデザインによって、ホンダのスーパースポーツモデル「CBR1000RR Fireblade」をイメージさせるスタイリングを実現しているのがポイントだ。
今回発表されたCBR650Rは国内でも発売中のスポーツモデル「CBR650F」の後継モデルとして、外観の一新を図るとともに、高回転域での出力特性を向上。スポーツモデルとしての性能も高めている。
先ごろ行われた「BMW Motorrad Techday 2018」にて、BMW Motorradでは初の自律走行バイクを発表。その自律走行バイクとは「R1200GS」で、テストコースでの実走テスト動画の公開もしている。
まずは論より証拠、ぜひ動画を見てもらいたい。
ホンダ、ヤマハに続きついにBMWが自律走行するバイクを完成させた。すでに動画などで紹介されているが、 R1200GSベースのテスト車両を使ってサーキットをかなりのスピードで走っている様子が紹介されている。もちろん無人で。ラインをキープしながら巧みに車体を傾けながら安定してコーナリングする様子はまるで人が操縦しているようだ。そして停止時はサイドスタンドを出しながら減速し、逆操舵を入れて車体を傾け停止するといった驚きのパフォーマンスを披露しているのである。動画によると開発期間は2年で、目的としてはバイクの挙動を分析し安全運転や快適性につなげるためとのことだが、それにしては自律走行バイクとしての完成度の高さに驚くばかりである。
世にフロント2輪スクーターを普及させた立役者であるピアッジオが、EICMA2018でお披露目したアーバンモビリティの最新バージョンは、2バリエーションの仕様違いをそろえるMP3 300HPEだ。
これまでに17万台以上のMP3ユニットを販売してきた実績を持つピアッジオだが、この300HPEは軽量かつ機敏で、コンパクトさをポイントとしている。しかし同時にスポーティさとダイナミックさも備え、GTスクーターらしい優れた快適性もスポイルしていない。
また水冷4バルブ/300cc単気筒の300hpeエンジンは、クラストップレベルとなる18.1kW(24.6HP)のパワー&24.5Nmのトルクを発揮。
世界初公開となったホンダ500シリーズの1台が「CBR500R」。“ツインシリンダー”の水冷4サイクル2気筒DOHCエンジンを搭載したCBR500Rは、125ccや250ccからのステップアップにも最適な注目のミドルモデルだ。
2013年、ネイキッドモデルのCB500Fと同時にリリースされたCBR500R。2016年にスタイリングや細部の仕様を変更して人気を獲得。そして今回、外観を進化させ、重量を194kgから192kgに軽量化させるなど、スポーツモードをさらに高めての登場となった。
CB500Xの初登場は2013年。2016年には大型フューエルタンクやスプリングプリロード調整可能なフロントフォークに変更されるなどマイナーチェンジ。オフロード走行、街乗り、ロングツーリングなど、幅広いシチュエーションに対応するマルチなモデルとして人気を呼んでいる。
国内では普通自動二輪免許で乗車できるよう400ccにスケールダウンし、「CB400X」として発売中だ。今回EICMA2018では、その新型が発表されたというわけだ。
新型CB500Xは、前モデルよりも空力に優れた外装類、LCD機器やLEDインジケーターを採用したメーター類、走行中のシフト状況も一目で確認できる「ギアポジションインジケーター」、スムーズなシフト操作やハードなシフトダウン時も安心な「アシスト/スリッパクラッチ」、ホイールのトラクションを任意に制御できる「Honda Selectable Torque Control(HSTC)」などの最新アイテムが随所に盛り込まれている。
エキセントリックなデザインが印象的な新型SVARTPILEN 701は、ハスクバーナ・モーターサイクルズのストリートセグメント復活への更なる一歩として登場したモデル。新たな世代のモーターサイクルユーザーを取り込むことが狙いだ。
今回のEICMAにて世界初公開となるVITPILEN 701 AEROコンセプトは、モダンなスタイリングとクラシックなフェアリングがラインのコントラストを際立たせるデザインとなっている。これはハスクバーナ・モーターサイクルズのストリートモデルの中でも、よりレース指向が強い高性能マシンとなる。
電気モビリティで20年の経験を積んだ「プジョー2.0」は、リムーバブルバッテリーを採用したモデル。ITの最先端である米国・シリコンバレーを中心に開発。最先端技術を組み合わせで、新しい未来を提供している。
プジョー2.0はクラウドソリューションにリンクされているため、リアルタイムで車両データを管理し、車両データを把握することが可能。スマートフォンのアプリケーションを通じてすべてを管理することができ、どこでも簡単に起動できるのがポイントだ。
バッテリーは2kWhのリムーバブルリチウムイオン(充電器内蔵)を採用。最大出力3.2Kw(4.3ps)のパワーユニットは、50ccの2ストローク車と同様の加速性と登坂性を発揮。10秒以内に0〜45km/hで加速するのが特徴だ。