“OM656”と呼ばれる3.0ℓ 6気筒ディーゼルエンジンを搭載する「GLE400d」は、330ps・600Nmを発生。SCR触媒による排気ガスの後処理を強化することによって、最も厳しい最新の欧州規格“Euro 6d”を同社として初めてクリアしたクリーンディーゼルである。
また「GLE450 4MATIC」は、3.0ℓ 直6ターボの367ps・500Nmに48ボルト電動化テクノロジーを加えたISG搭載モデルで、22psの“EQブースト”によってスムーズかつ力強い走りを実現する。
そのほか、ディーゼルでは272ps・600Nmの「GLE400d 4MATIC」(3.0ℓ 直6)、245ps・500Nmの「GLE300d 4MATIC」(2.0ℓ 直4)、ガソリンではアメリカ仕様のみとなる「GLE350」「GLE350 4MATIC」(いずれも2.0ℓ 直4)がラインナップされ、追ってプラグインハイブリッドモデルも加わる予定だ。
新型GLEのボディサイズは、全長4924mm、全幅1947mm、全高1772mm。これを先代モデルと比較すると全長+105mm、全幅+12mm、全高-24mmとなり、このスペックを見てもより“ワイド&ロー”のスタイリングへと進化していることが分かる。
新型GLEには最新のテクノロジーがフル投入され、悪路で抜群の走破性能を発揮する「Eアクティブ・ボディコントロール・サスペンション」の搭載が大きなトピックである。48ボルトテクノロジーのひとつで、特殊なオフロード走行にも対応する。
このサスペンションシステムは6気筒以上のモデルのオプション装備となるのだが、新開発のエアマティックサスペンションと組み合わせ、4つのサスペンションを独立して制御することで、ロールやピッチングの動きを抑える。その結果、快適な乗り心地と俊敏な走りを高次元で両立させることに成功しているという。