この冬、この6連Hポイントからわずか4.8km先に新型ループコイル式オービスが新設された。 既設オービスのわずか4.8km先にオービスを新設? この冬、下り115,4KPに新型のループコイル式オービスが設置されたことはすでに報告したが、それにより、なぜ手前のHシステムを撤去しないのかという疑問が湧いたというのも事実。が、よく考えてみれば、高速道路と国道に設置されるオービスにかかる費用は国家予算で賄われるものの、実は、撤去費用は所在地の都道府県負担。予算を執行するタイミングがずれたとしても不思議はない。
いずれにしてもこれでようやく下り線の世代交代が実現したわけだが、気になるのは上り線の3連Hの行く末だ。ごぞんじのとおり、Hシステムは全国的に撤去の嵐の渦中にいる。メーカーの撤退により、メンテナンス期限が切れる前に、撤去、あるいは新型との世代交代を完了する必要がある。秋田県警のように「スピード抑止」を目的に、ダミー化する手もあるが、それでもそれなりのメンテナンス費用が必要になる。調査時には上り線の3連Hはしっかり電波を発信していたところから、いまだに実稼働中と思われるが、下りが撤去された以上、お役御免となるのも時間の問題だろう。