今回の投資は、実現すればガソリン車の給油と同程度の時間で高いエネルギー密度の超急速充電が可能となる、画期的なリチウムイオンバッテリーを開発するエネベート社の技術に対する期待の証だ。同社の技術はこの分野でのリーダーと認識されている。
エネベート社の社長兼CEOのロバート・A・ランゴ氏は「電気自動車のグローバルリーダーであり、世界中の電気自動車ユーザーのニーズを熟知しているアライアンスと戦略的なパートナーシップを結び、共に取り組んでいくことをとても楽しみにしています」と述べた。
エネベート社の電気自動車用HD-Energy Technologyは、5分の急速充電による高いエネルギー密度と長い航続距離をその特長としている。また、低温状況での作動性、低コスト、高い安全性の実現にも焦点が当てられている。この短い充電時間は、既存のどのリチウムイオンバッテリーをも上回るものだ。
エネベート社は、世界中のバッテリー・電気自動車メーカー及びサプライヤーにシリコン主体のHD-Energy Technologyのライセンス供与を行い、短期間で生産台数を拡大し、次世代機能の採用を加速化することで、電気自動車を次のレベルに押しあげる。
エネベートについて
米国カリフォルニア州にグローバル本社を構えるエネベート コーポレーションはシリコンを主体とするリチウムイオンバッテリー技術のライセンス供与を行っている。同技術は、電気自動車の普及のハードルを取り払い、電気自動車市場に革命を起こす。業界の先駆けとなった同社のシリコン主体の負極および電池(セル)の開発により、超急速充電を実現するHD-Energy Technologyが生まれた。妥協のない高エネルギー密度、寒冷地の低温でも抜群の充電性能、低コスト、そして従来のグラファイトを使用したリチウムイオンバッテリーを凌ぐ安全性を実現している。同社に出資するのは、Mission Ventures、Draper Fisher Jurvetson、Tsing Capital、Infinite Potential Technologies、Presidio Ventures(住友商事グループ会社)、 CEC Capital, サムスン、 レノボ、 LG化学、ルノー・日産自動車・三菱自動車等。
*Enevate, Enevateのロゴ、HD-EnergyおよびeBoostはEnevate Corporationの登録商標
www.enevate.com.