「“デルタ型”という名称が示すとおり、シリンダーヘッドの形状が三角形になっています。通常の四角型シリンダーヘッドと比較すると、軽量化とともにエンジン本体の幅をコンパクトにできるメリットがあります。スペースが節約できるのは良い点ですが、スペースがよりタイトになったことで、温度の制御が難しくなり、熱の問題を克服する必要がありました」
──コンパクトカーというジャンルであっても、ボディサイズは世代を追うごとに大きくなっています。このクラスにおいて、ボディサイズを決定づける一番の要因はどこにあるのでしょうか?
「様々な理由があります。要となる部分は、機能性、マーケットからのフィードバック、競合がなにをやっているか、そしてスタイリングなどを組み合わせて多面的に検討して判断しています。ベースとなるのは一世代前のディメンションで、まずは先代モデルのサイズから設計を始めています」
「四代目で守りたかったのは、スポーティな部分」