約1年前にマグナ史上初の BMWグループ向けシートビジネスの生産が開始した。11日、マグナの従業員とBMWグループの代表者が参加し、シートビジネス追加受注に伴う、シート生産新拠点の開設を一緒に祝った。チェコ共和国ホムトフにあるこの新拠点から、BMW社の複数機種向けのさまざまな形状のシートを納品する。この新拠点での生産は、2018年末までに開始する。

 最新鋭のこの生産拠点は、客先には生産効率と製品品質、また従業員にはフレキシブルな作業環境を提供するスマート工場生産コンセプトを採用する。6,000平方メートルの生産エリアがあり、年間シート生産36万台の生産能力がある。また、現状で150の新雇用を創出しており、2019年中には、さらに150、合計300の雇用を創出する予定。




 ホムトフ シーティングのジェネラルマネージャーであるMartin Polívka氏は「この拠点新設の経済効果は、マグナだけでなく、ホムトフのコミュニティーにとっても有益です。私たちの拠点は、新しい発展や変わりつつある客先の要件に対応する為、高い柔軟性に重きを置いた最新技術を採用しています」とコメントしている。




マグナ シーティングのプレジデントである Mike Bisson氏は「私たちの仕事は、シート生産だけが仕事ではあ りません。可能なものを明確にし、それを客先の変わりつつあるニーズを満たすために供給することが私たちの仕事です」とし、「BMW グループのような世界的に活躍するお客様向けのビジネスを継続的に受注することは、マグナが世界市場で成長をするために重要で、革新的でコスト効率の良いシートソリューションを提供するマグナの能力を証明します」 とコメントしている。




 マグナのシート部門は、欧州に16の生産拠点(うち5拠点がチェコ共和国内)、その他の地域に50の生産拠点と6つの開発拠点を擁する。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 マグナ:新しいシートビジネスを受注・サポートするための新生産拠点開設