世界で大ヒット中の小型ベスパ・プリマベーラだが、じつはその登場から50年を迎えた長寿モデルでもある。そのプリマベーラ50周年をお祝いすべくオーナーやファンが集結し、東京都内で記念パーティが行われた。


REPORT●大家伝(OYA Den)

BBQを頬ばり、プレゼントもGET

 初代の登場から長くファンに愛され続けてきたプリマベーラ。その生誕50周年を祝うイベントが世界各国で行われているが、日本でも9月24日に東京・豊洲のバーベキュー施設 「Wild Magic」で記念パーティーが行われた。


このイベントにはオーナーを始め、多くのベスパファンが集結。じつに200名に迫ろうかという盛況ぶりだ。




 50周年を迎えたベスパ・プリマベーラについては、その登場の歴史的背景などを盛り込見つつお届け済みなのでチェックしてもらいたい。


今年で50周年を迎える名車、ベスパ・プリマベーラ。その歴史を振り返る

 さて、会場に着くと50周年記念モデルである「プリマベーラ 50th アニベルサリオ」がセンターステージに展示。これは125 ABSモデルをベースとした特別仕様で、往年の人気色を彷彿させるブルーと高級感あふれるブラウンを設定。しかもブルーのほうは跨って記念撮影ができるフォトサービスもあって、多くの人が注目。他にもGTSやスプリントといった最新モデルの展示もあり、イベント参加者たちの興味を惹いていた。




 参加者の多くは愛車のベスパで来場し、そうした新旧さまざまなベスパが会場内の一角に設けられた駐車スペースに通されていた。そのため歴代ベスパのバリエーションが確認できるとあって、こちらも終始人だかりが絶えない状況だ。


11時になるとBBQとドリンク(どちらも有料)の提供が始まり、大半の来場者にフードとドリンクが行き渡った頃にはPGJ(ピアッジオグループジャパン)のネリ・ミクラウス社長からの挨拶、そしてモデルでタレントのREIさんとモデルでライターの木村亜美さんによるトークショーもスタート。




 しかし楽しい時間はあっという間に過ぎていき、この日のイベントの締めくくりとして抽選会が行われた。これは入場時に配られたリストバンドに表示の番号を読み上げるというもので、来場者の一喜一憂する姿で大いに盛り上がった。




 こうしてイベントは終了時刻を迎えたが、やはり歴史のあるブランドと、そのファンたちによる結びつきは単なる好き者同士のコミュニティとはまた違った良さがあるなと実感できる1日だった。なお最後には主催のPGJから参加者一人ひとりにお土産も用意されていて、皆が満面の笑みで会場を後にしていたのが印象的だった。

現行の主力モデルを展示

GTS SUPERには150i-getと300Quasarの2バージョンをラインナップ。
スプリント(左)は150ABSのみの設定だが、プリマベーラ(右)には50/125ABS/150ABSの3バージョンで展開。


メインのステージ上に展示されたプリマベーラ 50th アニベルサリオ。アズーロ50(ブルー/右)とマルーン50(ブラウン/左)の2色を125ccモデルで設定。

来場者と共にやって来た歴代ベスパ





最新のオートマタイプから、ベスパと言えば、な感のあるハンドチェンジタイプのヴィンテージモデルまで、じつに多くの歴代モデルが示し合わせたように集まっていた。

ステージイベントやフードコーナーも充実

会場の一角にはバーベキューを提供するエリアも。

受付でチケットを買い求めてから引き換えるシステム。

ジューシーでめちゃめちゃ美味しかったバーベキュー。

ネリ・ミクラウス社長による挨拶が行われ、イベントがスタート。

最近GTSオーナーとなったREIさん(左)と過去にLXオーナーだった木村亜美さんによるトークショーも開催。

イベント終盤には豪華賞品の当たる抽選会も行われた。

参加者たちは帰り際にお土産をゲットして大喜びのようす。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 BBQがおいしかった! ベスパ・プリマベーラ50周年記念パーティ