一方のBMW・4シリーズは、3シリーズがベースの2ドアクーペだ。以前は3シリーズクーペを名乗っていたが、13年に登場した現行モデルから「4」の数字が与えられた。3シリーズと異なり、パワートレーンはガソリンエンジンのみで2.0L 直4ターボと3.0L 直6ターボが用意される。なお、BMW M社が手掛ける高性能版M4クーペには3.0L 直6ツインターボ(431ps/56.1kgm)が搭載され、6速MTも選べる。
まずは、全体のサイズ比較から。
レクサスRC 全長×全幅×全高:4695×1840×1395mm ホイールベース:2730mm
FRクーペらしいフォルムの中に、ひと目でレクサスと分かるエッジの効いた個性を放っている。特に「Fスポーツ」はメッシュパターンの専用グリルを備え、スポーティな見た目に磨きがかかる。ドライビングポジションの最適化と俊敏な回頭性の実現のために、ライバルの435iクーペに対して80mmも短い2730mmのショートホイールベースを採用する。レクサスRC350 "Fスポーツ"
全長×全幅×全高:4695×1840×1395mm
ホイールベース:2730mm
車重:1700kg
エンジン:V型6気筒DOHC
最高出力:318ps(234kW)/6400rpm
最大トルク:380Nm(38.7kgm)/4800rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:FR
最小回転半径:5.0m
JC08モード燃費:9.8km/ℓ
車両本体価格:678万円
BMW435iクーペ 全長×全幅×全高:4670×1825×1375mm ホイールベース:2810mm
全長はRCより短い反面、ホイールベースは2810mmと長い。写真を見比べると435iのほうがフロントオーバーハングが短いことが分かり、タイヤをできるだけ四隅に張り出させたスポーティなスタンスが際立っている。さらに撮影車の「Mスポーツ」の場合は、専用エアロパーツやの桟数が少ないワイドキドニーグリルを構えることで、さらに戦闘的なルックスを持つ。BMW435iクーペ Mスポーツ
全長×全幅×全高:4670×1825×1375mm
ホイールベース:2810mm
車重:1620kg
エンジン:直列6気筒DOHCターボ
最高出力:40.8ps(225kW)/5900rpm
最大トルク:400Nm(40.8kgm)/1200-5000rpm
トランスミッション:8速AT
駆動方式:FR
最小回転半径:5.4m
JC08モード燃費:12.7km/ℓ
車両本体価格:797万円
ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。
レクサスRC350 "Fスポーツ"
先進の電子デバイスとアナログ時計が自然と溶け込む。レクサス流のクールさに満ちた内装を実現。4.0ℓの容量を持つセンターコンソールボックスや二本分のカップホルダーなど、クーペとして必要十分の収納類も備わってくる。「Fスポーツ」はマルチディスプレイを表示させるとメーターリングがスライドするユニークな専用メーターを備える。後席にはクーペとして納得できるスペースを確保。約100mmのニークリアランスがあり、シートサイズも大きめなので長時間ドライブでも十分対応できる。 | 「Fスポーツ」には独自の縫製により革の張りを強めた専用スポーツシートを装備。内装色はシリーズ全体で合計5色が設定されて、選択肢が豊富。 |
BMW435i Mスポーツ
左右比対称デザインのセンターコンソールをドライバー側にチルトさせることで、ドライバーオリエンテッドな空間を演出。着座位置もBMW伝統のローポジションを保ち、その前進からスポーティムードが醸し出される。メーターは一見するとシンプルなアナログ計だけに見えて、実は中央部にカラー液晶パネルを備え、豊富な機能表示に対応する。ニークライアンスは約140mmで、RC以上にゆとりがある。大きめのサイドウィンドウで閉塞感も軽減。シートは座面サイド部が大きく盛り上がっている。 | 「Mスポーツ」はサイドサポートの幅を電動で調整できる機能も備えたスポーツシートを装備。カラーも各デザインラインに応じて豊富に用意されている。 |
レクサスRC350 "Fスポーツ"
通常時:奥行き900mm後席格納時:奥行き1850mm 最小幅850mmホイールハウス間の幅は若干狭いが、フロア手前側には十分な横幅が確保されており、トランクルームは想像以上に実用的。後席は6対4分割可倒式となっている。床下には工具などを収める樹脂トレーが備わり、部分的に収納として使うことも可能だ。
BMW435i Mスポーツ
通常時:奥行き990mm後席格納時:奥行き1850mm 最小幅900mmフロアの幅と奥行きはともに1mに達しないが、クーペとしては必要にして十分。さらにフロアを拡大させるための後席可倒機構は6対4分割が標準だが、中央のみを倒せる4対2対4分割もオプション設定。床下収納も備えるなど、使い勝手は優秀だ。