出光興産は、これらの問題を解決する為に産業技術総合研究所が日本で開発した基本技術を活用し、タイでのプロジェクトメンバーと連携し、酸化安定性を改善する部分水添技術(H-FAME)の実証設備の連続運転に成功した。実車テストではピックアップトラック8台を使用し、エンジン等への影響を確認する。
出光興産は、実車テストの結果をもとに、当該技術の商業化を検討し、東南アジアにおける再生可能エネルギーであるバイオ燃料の普及に積極的に取り組んでいく。
*バイオディーゼルの高配合化プロジェクトについて
タイ国立金属材料研究所、グローバルグリーンケミカル、出光興産の3社で2017年10月にバイオディーゼルの高配合化の技術協力に関する契約を締結した。同社ではこの契約に基づき、部分水添技術の実証設備の設計、運転等の技術支援を実施している。