マグナ エクステリアのプレジデントである Grahame Burrow氏は「マグナの熱可塑性プラスチックバックドアモジュールは、車両重量の削減や燃費効率の改善、排出ガス削減、電気自動車の走行距離拡張、空力の改善された製品への需要に応える自動車メーカーが求めるモジュールです」とし、 「また、デザインの自由度も高いため、自動車メーカーのブランドイメージを車両デザインで柔軟に表現することが可能になり、コスト効率も良いため、短いサイクルでモデルチェンジができ、選択肢が増えます」とコメントしている。
マグナは、1999年にヨーロッパの高級自動車メーカー向けに熱可塑性プラスチックバックドアを生産開始し、その後複数の欧州メーカーの車両モデルにも採用された。北米市場デビューは、日産 ローグ(エクストレイル)の2014年モデルへの搭載で、その後、ジープ チェロキーの2019年モデルやアキュラRDXの2019年モデルにも採用された。今年中に、中国で2機種に搭載され、中国市場デビューも果たす予定。
マグナの世界中の拠点で、合計300万台以上の熱可塑性プラスチックバックドアモジュールが生産されてきた。重量削減やデザインの自由度に加え、マグナのフルシステムアッセンブリと納入アプローチが顧客にもたらす主な利点は、バックドアモジュールの複雑形状の実現と初期投資コスト削減、生産能力のアップなどが挙げられる。
IHS Markit は、世界のSUV/コンパクトSUVの市場規模が、2018年の3400万台から、2025年には4300万台まで増加すると予測。マグナは、それを商機の増加と考え、熱可塑性プラスチックバックドアを成長セグメントとして捉えている。