1)C-X同時2軸制御研削
軽量といし台、静圧スライド、リニアモーター駆動の高応答といし台送り機構により、ロストモーションレス、バックラッシュレスを実現。クランクシャフト加工面の精度と品位を向上
2)高能率研削
ダイレクトドライブといし軸の採用や最適化設計等により、といし台上の「重量軽減」と「低重心化」を実現。これにより応答性のよいといし台の移動が可能となり、工作主軸回転との追従性を向上させたことでサイクルタイムを短縮
3)TOYODA STAT BEARING
研削盤の心臓部であるといし軸には、静圧と動圧を組み合わせたハイブリッドタイプの「TOYODA STAT BEARING」を採用。金属接触がないため摩擦が少なく長寿命であることと剛性と減衰性能が高い構造により高精度な研削を実現
4)加工不良の低減
高精度マグネットセパレータ搭載により30ppmの清浄度を実現し、加工不良と設備故障を解消
※30ppm・・・1Lのクーラント液中に残存する異物量30mgに相当
②生産性の向上
1)作業時間短縮
テーパ調整用ハンドルを標準付属し、簡単にテーパ調整が可能となったことで段取り替え時間を約1/10に短縮
2)スペース当たりの生産性向上
主要装置のコンパクト化、スペース有効配置により省スペース化を達成。さらにサイクルタイムを短縮したことで、単位面積あたりの卓越した生産性2.3倍を実現
3)省エネ対応
研削抵抗に対するといし軸受構成の最適化、各軸モーターの容量削減等により消費電力を約50%削減
4)自動化対応
ロボットによる搬入出など顧客の生産形態に合った自動化システムを提案
③安心稼働
新型HMI搭載
IoE時代の新型HMI「TOYOPUC-Touch」を標準搭載。ディスプレイ大型化による視認性向上やインスピレーション操作、設備状態の見える化など顧客の作業サポートを実現