浅井農園は、常に現場を科学する研究開発型の農業カンパニーを目指し、トマトを中心とする農産物の生産管理技術の高度化や競争力強化に取り組んできた。農業経営における品種開発から栽培管理、流通開発まで農業バリューチェーンの最適化により付加価値創出を実現し、持続可能な新たな農業経営モデルの開発に取り組んでいる。
デンソーは、自動車分野で培った技術を使い、農業分野における生産性向上および天候リスク低減の実現を目指し、ハウス内の環境を制御する製品を開発してきた。2015年に「プロファームコントローラー」を発売し、トヨタネ株式会社と連携しながら栽培サポートを行ってきた。また、2019年5月には株式会社大仙、トヨタネと共にセミクローズド型農業用ハウス「プロファームT-キューブ」の発売を予定している。
<新会社の概要>
社名:株式会社アグリッド
会社設立:2018年8月
所在地:三重県津市
資本金:5,000万円
出資比率:浅井農園:51%、デンソー:49%
社長:浅井 雄一郎
事業内容:・生鮮野菜の生産、販売
・大規模ハウスにおける次世代施設園芸モデルの開発、実証
<大規模ハウスの概要>
建設場所:三重県いなべ市
生産開始:2019年度中
規模:4ha(栽培面積)