ひとつは電車で、これはボクの中で最悪の手段だ。残る二つはいずれもクルマで「東名高速」と「首都高速湾岸線」だ。とくに「首都高速湾岸線」は交通の流れがスムーズで、編集部から自宅まではイルミネーションが輝く東京タワーやレインボーブリッジ、羽田空港、横浜ベイブリッジと見所満載で運転し甲斐がある。
しかし、時間が掛かる。通常1時間のところ、このルートは帰宅に2時間を要する。となると、滅多に味わえない特別な雰囲気を纏ったクルマでなければならない。思い出せる車種を挙げると「レンジローバー」「レクサスLC」「シボレー・コルベット」「ホンダNSX」など、いずれも未知の体験を味わえるクルマばかりだ。だからこそ不思議でならない、なぜ「マツダ・ロードスターRF」でこのルートを走っているのだろう。
最新技術を素早く商品展開するマツダは、いつでも旬のモデルがショールームを揃えていて、「欲しい」と思った人にいつでも旬の味わいを提供するという。「ロードスターRF」もデビューからすでに2回の商品改良が行なわれているが、最新の「ロードスターRF」が336万9600円~381万2400円なのに対して、2016年式はマツダの中古車検索で走行距離0.1万kmのものが300万円(本体価格)を下回る価格で出回っていることも見逃せない。「う~む、欲しい」