REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
今回新たにラインアップされたのは、ストラーダFシリーズ/RXシリーズ/RAシリーズ/REシリーズと連動する高度化光ビーコン対応ETC2.0車載器「CY-ET2500VD」、同ETC2.0車載器「CY-ET2010D」、単独発話型のETC車載器「CY-ET926D」の3機種。
なかでも注目となるのは最上級となるCY-ET2500VD。一般道の路上に設置されている高度化光ビーコンの情報を受信し、「信号情報活用運転システム」の利用が可能となる。これには①発進遅れ防止支援〈赤信号の停車時に青信号に変わるまでの残り時間をカウントダウン〉②赤信号減速支援〈直近の信号が赤信号の場合に早めのアクセルオフを促す〉③信号通過支援〈直近の信号を青信号で通過できることを知らせる〉という3つの機能があり、それらの情報を接続したストラーダの地図画面上にアイコンで示す。上手に活用すれば無駄な加速や減速を抑え、スムーズなエコ運転が可能になるだろう。
また、CY-ET2500VD、CY-ET2010Dは走行している道路上の状況(合流、渋滞、工事など)を割り込み画面で知らせる「安全運転支援情報」の取得や広域道路情報を活用した「渋滞回避ルート探索」なども実現。加えてETC2.0車載器搭載車だけが受けられる「ETC2.0限定割引(圏央道、新湘南バイパスで実施)」などの利用もできる。ETC2.0車載器は従来からのETC車載器よりも利便性が大幅に高められているのだ。
3機種ともに国土交通省が定めた内部突起に関わる保安基準に準拠。自動車が事故などで衝撃を受けた際にドライバーや同乗者を傷つけない安全な部品形状としている。さらに今後変更が予定されている、ユーザーの決済情報を安全に保護する新セキュリティ規格にもいち早く対応している。
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