2019年モデルのNSXは、シャシーのアップデート、タイヤ、ソフトウェアのチューニング、エクステリアの小変更などが行なわれた。
シャシーの変更点としては、フロント&リヤのスタビライザーバーがフロントで26%、リヤで19%強化された。リヤのトーリンクのブッシュが21%固められた。リヤのハブも6%剛性を高めている。その成果もあって、鈴鹿サーキットのタイムは2秒も短縮できたという。
外観の変更は、サーマルオレンジパールとインディゴブルーのボディカラーの設定。フルレッドインテリアがオプション設定されている。またフロントガーニッシュが、シルバーからボディ同色になった。カーボンファイバー製デッキリッドスポイラー、カーボンファイバーエクステリアパッケージ(フロントチンスポイラー、サイドシルガーニッシュ、リヤディフューザー)も用意されている。
パワートレーンのスペックは、変更はない。
2019年モデルの価格は、15万7500ドル(1748万2500円)からとなっている。18年モデルから1500ドル(16万6500円)の値上げ。しかし、4700ドル分(52万1700円)のオプション装備(4ウェイパワーシート、サテライトリンクナビ、プレミアムオーディオなど)が標準になっているので、実質的には値下げとも言える。プレミアムカラーのオプション代は、700ドル(7万7700円)。カーボンセラミックローターは9900ドル(109万8900円)。