REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
はじめに事故防止のため作業前にバッテリーのマイナス端子を外すこと。次にヘッドライト裏側にある車両側の電源コネクターを探し出す。車種によってはヒューズボックスやウォッシャー液のタンクなどがあって手が入りにくいこともあり、その場合は周囲のパーツの取り付けネジなどを一時的に外してスペースを確保。コネクターは左右をつまんでまっすぐ後ろへと引き抜けばいい。
ヘッドライトの裏側には防水用のゴムカバーが装着されているので、これを取り外す。はめ込まれているだけなので手前に引っ張る。
純正ハロゲンバルブを留めている固定金具のロックを外す。U字の部分を前方に押した後、後方に倒すだけ。工具などは不要。
純正ハロゲンバルブの金属部分を持って手前へと引き抜く。ガラス部分に油脂をつけたり、ぶつけて破損させないように注意すること。
左が純正ハロゲンバルブで右が市販のカーメイト製LEDバルブ。大手メーカーであれば車種適合をホームページで確認できる。大きさは異なるが無加工で入れ替えられる。
LEDバルブのフランジ(取付金具)を装着する向きを確認し、ヘッドライトユニットの窪みにはめ込む。手順3で外した固定金具を戻してガタツキが出ていないことをチェック。
手順3で外した防水ゴムカバーをはめ込む。力を入れて押し込めば固定できるが、これが不十分だと水が浸入してトラブルの原因に。
LEDバルブを手順6で取り付けたフランジに差し込む。まっすぐ奥まで入れたら時計方向に回転させて固定。
LEDバルブのガタツキを確認。ヘッドライトカバー側からも見て、バルブの傾きや周囲の透き間が無いことをチェック。
LEDバルブとドライバーユニットのコネクターを接続する。はめ込むだけで良いが確実に。
手順1で外した車両側の電源コネクターとドライバーユニットのコネクターを接続する。こちらもはめ込むだけでOKだ。バッテリーのマイナス端子を接続してハイビーム/ロービームの切り替え動作を確認する。
付属の結束バンドを使用してドライバーユニットを固定する。周辺の金具類などにバンドを巻き付けるのが一般的。
ヘッドライト裏側に手が入るスペースのあるクルマならば、加工を施すことなく工具を使用することもなく取り付け作業が行える。所要時間は今回の場合、左右合わせて1時間程度。“日曜大工”ならぬ“日曜DIY”のような感覚で楽しんでチャレンジしてもよいのでは? 作業写真は撮影の都合上、素手としたがケガを防ぐためにも手袋の使用がオススメ。