が、たぶん、滋賀県警も、前(愛知県警)にならえで「青切符での後日呼び出し」をやることになるだろう。これをやらなければ、30km/h制限道路で30km/h以上の超過スピードで走るクルマが来るのを、ひたすら待っていることになる。ご存じのように、速度取り締まりにおける反則行為(青切符)と非反則行為(赤切符)の検挙比率は19:1。ただでさえスピードの出しにくい30km/h制限道路では、この比率はさらに上がることは間違いない。そんな効率の悪い取り締まりをするために1台、1,080万円もする機械を導入するなんて、とても考えられないからだ。
もちろん、「後日呼び出し」は取り締まり自体は楽になるが、あまりやりすぎると、その後の処理にかかる手間が膨大なものになるから、その辺は適当に調整されると予想される。たぶん、警察庁から「とりあえずやってみて、状況を見極めよう」という指示が出ているのではないか? 悪く言えば、しゃかりきになってやる必要はなく、予算どおりの反則金を集めれば、すべてはそれで済むのだから。
というわけで、滋賀県のみならず、すでに運用が開始されている北海道/岩手県/秋田県/栃木県/埼玉県/東京都/神奈川県/静岡県/長野県/愛知県/岐阜県/富山県/香川県/大分県/宮崎県のドライバーは要注意。運悪く、青切符で後日呼び出しをくらったら、ぜひ、当情報局までご一報を!