シリンダー配列 W型16気筒
排気量 7993cc
内径×行程 86.0mm×86.0mm
圧縮比 10.0
最高出力 1103kW/6700rpm
最大トルク 1600Nm/2000-6000rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 アルミ合金
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In-Ex/×
2005年の登場時ですら空前絶後であったW型16気筒と1000psオーバーの最高出力は、登場以来10余年を経ても未だキャッチアップするフォロワーが現れていない超弩級エンジン。企画当初は直6×3のW18形式が企図されたが、3バンクしかもターボ過給にともなう吸排気レイアウトの難しさにこれを放棄。既存のVWエンジンであるW8を二重化するレイアウトに至った。
90度位相クランクが180度ずれて互い違いに配置されるという例を見ない複雑さと生産量の少なさから、クランクシャフトは鍛造ブランクからの削り出し製法を採る。点火順序は1l-14r-9r-4l-7l-12r-15r-6l-13r-8l-3l-16r-11r-2l-5l-10r(気筒番号の後のrは右、lは左バンク)と、片バンクで2連続点火の後反対バンクに移るパターンとなる。