TEXT●福永貴夫(FUKUNAGA Takao)
PHOTO●MotorFan.jp編集部
トークショーに登場した篠田麻里子さんは、“Audiカラー”を思わせるドレスで登場。多くの拍手に迎えられ、富士スピードウェイで2018年8月4日(土)に実施された「Audi e-tron Vision Gran Turismo」のデモンストレーションランでの模様を報告。
「バーチャルな世界のクルマがリアルなクルマになるなんて、とてもビックリしました。同時に、未来のクルマについていろいろ学ぶことができました(篠田さん)」。
Audi e-tron Vision Gran Turismoは、プレイステイション4用レースシミュレーションソフト「グランツーリスモ」とのコラボレーションよって生まれた。アウディがデザインし、仮想世界から現実世界に送り込まれたワンオフのEVレーシングカーだ。
デモンストレーションランでは、Audi Sportファクトリードライバーのブノワ・トレルイエ選手がステアリングを握り、助手席に篠田さんが乗り込む。
「ブノワさんの運転はスピードもコーナーも未知の世界ものでした。EV、しかもレーシングカーということで加速はとても凄かったです。ただ、音は思った以上に静かでしたね。トップスピードが300km/h近くも出ているなんて感じはしませんでした(篠田さん)」。
イベントはコンテンツ盛りだくさんで行われた。Audi e-tron Vision Gran Turismoだけでなく、そもそもの出発点、バーチャルカーによる走行が、スーパーGT 300クラスでHitotsuyama Audi R8 LMSで参戦中の富田竜一郎選手によって行われた。
「運転は好きですね。プライベートでは、EV車も含め “やさしい”クルマに乗ってドライブを楽しんでいます。今回、レーシングカーに乗るなんて、正直“怖いな”と思いました。でも、ブノワ選手の横に乗って、新たな楽しみに目覚めました。今度は、スポーツカーに乗ってドライブしたいな(篠田さん)」。
2年前に免許を取得したという篠田さん。最先端技術が詰まった“走る実験室”のレーシングカー、しかも、“バーチャル生まれ”という稀有なオールEVの車両に乗って、“未来のクルマ”へ興味津々となった模様。さらに、レーシングカーからインスパイアされ、スポーツカーへの興味も。いつの日か、篠田さんが颯爽とスポーツカーをドライブしている姿を見かける日がくるかも……。