大ヒットとなっている新型ジムニー&ジムニーシエラ。軽自動車のジムニーをベースにエンジンの排気量アップ、ボディの拡幅で作り出されるジムニーシエラのラゲッジルームは、軽のジムニーと比べてどうなのだろう?

 新型ジムニーとジムニーシエラの国内販売台数の目標は、軽自動車のジムニーが年間15000台、小型乗用車であるジムニーシエラが1200台となっている。国内で販売されるジムニー/ジムニーシエラのうち、ジムニーシエラは10台に1台にも満たない「レアな」クルマとも言えるが、海外に目を向ければ、ジムニー=ジムニーシエラだからこちらがメインストリームである。




 ジムニー/ジムニーシエラのベースは、あくまでも軽自動車ジムニーだ。


 サイズを比べてみよう。




ジムニー 全長×全幅×全高:3395×1475×1725mm


ジムニーシエラ 全長×全幅×全高:3550×1645×1730mm




ホイールベースは、2250mmで変わらない。




トレッドは


ジムニー:F1265mm R1275mm


ジムニーシエラ:F1395mm R1405mm




である。

ジムニー

ジムニーシエラ

ホイールベースは両車同じということは、全長違いは前後オーバーハングの長さの違いだ。ジムニーシエラは、フロントオーバーハングがジムニーより55mm長く、リヤオーバーハングが100mm長い。

ジムニーとジムニーシエラのボディ寸法の違いは、前後トレッドとオーバーフェンダーの違いだけと言っていい。


 ではラゲッジルームを見てみよう。






 ということで限りなく同じと考えていい。

では室内は? ラゲッジスペースは?

 室内のスペースはどうだろう?


ジムニーの


室内長×室内幅×室内高:1770×1300×1200mm


ジムニーシエラの


室内長×室内幅×室内高:1795×1300×1200mm




 ほぼ同じと考えていい。

ジムニー 室内長×室内幅×室内高:1770×1300×1200mm

ジムニーシエラ 室内長×室内幅×室内高:1795×1300×1200mm

 ジムニー/ジムニーシエラともに、乗員配置が変更され、ドライバーのアクセルからヒップポイントまでの距離が30mm、前後乗員の距離が先代と比較して40mm拡大されている。ヘッドクリアランスも前席で50mm、後席で45mm増。乗員の快適性は向上している。もちろん、軽自動車のジムニーがベースなので、後席は広々というわけにはいかないが……。

ジムニーのラゲッジルーム

後席使用時のラゲッジルーム容量は352ℓのミニマムサイズだが、背もたれのリクライニングを立てれば、機内持ち込み用のキャスター付きバッグは積載可能。ジムニーXG以外は後席の裏側まで樹脂素材としている。

後席は5対5の分割可倒。背もたれ上部のヒモを引いてロックを解除し、あとは前に押すだけで格納できる。

後席を全部倒すと、最小幅で1290mm、奥行きは1090mm。

ジムニーXGを除き、床をフラットにするラゲッジボックスが全車標準装備される。深さは約110mm。

ジムニーシエラのラゲッジルームは?

ジムニーとスペースは変わらない。高さが770mm、通常の奥行きは220mm。

工事に使う足場の滑り止めのようなデザインが楽しい。

写真は、ラゲッジボックスをつけて後席を倒した時のもの。こうすると後席格納時に床面がフラットになる。横幅は最大1300mmもあり、ゴルフバッグも横積みできる。

長尺物を載せたいときは、助手席まで倒せば約2mまでの長さが稼げる。

背の高い物を積む際は、ラゲッジボックスを取り外して荷室容量を拡大できる。VDA式で377ℓ。

 というわけで、ジムニーとジムニーシエラのラゲッジルームは限りなく同じ、と言っていい。ひとり、または相棒と一緒に、遊びのギアを倒した後席のラゲッジスペースに満載して、どこへでも行ける!ジムニー/ジムニーシエラ。ますます大ヒットの予感がする。

こちらがジムニー 

こちらがジムニーシエラ これを見てもラゲッジスペースの大きさが同じことがわかる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 スズキ新型ジムニー/ジムニーシエラ。ラゲッジルームは、軽ジムニーとシエラで違う? 使える?