PHOTO◎折原弘之(Hiroyuki Orihara)、平野陽(Akio Hirano)
自動車専門誌の編集者という職業柄、クルマ選びの相談を受けることことは少なくありません。得てして相談する側は決め打ちなのですが、まあ背中を押して欲しいという意味で結論ありきの相談となるのはお約束です。「押すなよ、押すなよ」ってダチョウ倶楽部じゃないんだからと思いつつ、いつも、しっかり押して日本市場の販売台数向上に貢献しています。
ですが、先日の相談には少し悩ましいものがありました。それはルノー・トゥインゴGTと同じくルノーのルーテシアR.S.どっちがいいかな?という内容です。似たような車種で迷うなぁと思いつつたしかに並べて較べると、それぞれに悩ましい魅力と強烈な個性を持っていたので、その時作った比較メモを開陳します。
■トランスミッション
■エンジン
■サイズ
■車重
■走り
■室内
トゥインゴGT ★★★★
ルーテシアR.S. ★★★★
ポップな雰囲気を残したトゥインゴに対して、クールでドイツ車的かっちり感を出したルーテシアは好みの分かれるところ。まあデザインは好みですから。乗車定員は4名乗車のトゥインゴに対してルーテシアは5名乗車。でも、これもパーソナルカーと割り切れば、ネガにはならないでしょう。
■駆動
■結論
そんなわけでいろいろ総合的に(恣意的に)判断して、結局トゥインゴGTを選んだそうです。憧れのRR、にしては少し馬力が物足りないかもしれないけど、オシャレで運転して楽しいという両立は価格も含めてなかなか成立しないですから。これからも、昔走ってたオジサンがちょっと遊べるパーソナルカーに帰ってくるという案件は相談がありそうですね。