この新たな塗装方法ではクルマを塗装する前に、高精度なロボットが屋根とサイドパネルフレームの継ぎ目を測定したうえで特殊な塗布機がミリ単位の精度で塗装する。この特殊な塗布機は塗装を一層目でミスト状ではなくはっきりした境界の仕上がりにするので、マスキングや上塗りする必要がない。
この手法だと時間もコストも削減でき、環境にも優しい。マスキングテープなどもいらず、必要な塗料の量も少ない。アウディはこの革新的な塗装技術を早くも来年から量産体制に取り入れる予定で、顧客のニーズにより的確に応えられるようにする狙いだ。