アライアンス・ナショナル・ディストリビューション・センターはルノー、日産、三菱自動車の豪州国内物流ネットワークの中心として、ルノー、ニッサン、三菱自動車、インフィニティブランドの自動車部品・アクセサリーの収納・配送を行う。
メルボルン市から西に30分ほどのトゥルーガニーナ市に所在するアライアンス・ナショナル・ディストリビューション・センターは、床面積が37,000平方メートル以上で、物流大手のCEVA Logistics(シーバ・ロジスティクス)が運営する。同センターはCEVA Logisticsが運営する南半球最大の物流サイトの中に所在しており、メルボルンの港湾コンテナターミナルと空港の中間に位置し、州間高速道路にもアクセスが良い立地となっている。
アライアンスのアフターセールス担当グローバル・シニア・バイス・プレジデントのケント・オハラ氏は、「本日のグランドオープンは、アライアンスにとっての大きな節目です。この共同倉庫は、メンバー各社、お客さま、株主の皆さまのためにシナジーを創出する新しい取り組みの一つとなります」と述べた。
アライアンス・ナショナル・ディストリビューション・センターには9万点以上の部品を収納予定で、航空貨物・陸送貨物に加え、1日あたり海運コンテナ11台分の取り扱いが可能。また、一日あたり約2,500点の部品の入荷が可能であり、トラック運送業者8社が豪州全国の販売店舗に向けて約8,500点の部品を出荷することが可能だ。
また、同センターは24時間稼働しており、庫内スペースには約10万点以上の部品が収納可能なほか、液体物を収納する677平方メートルのスペースにはパレット約700台が設置可能。90人以上のスタッフが勤務できる同センターでは、業界トップレベルの技術やプロセスで、自動車部品およびアクセサリーの迅速で効率的な輸送を実現する予定だ。
さらに、同センターは、豪州グリーン・ビルディング・カウンシルから持続可能な建築設計として最高レベルの6つ星認定を最初に受けた施設の一つで、太陽光発電システム、日照・人感センサーつきの高天井用LED照明、雨水利用システムなどを利用している。