この条件に対し、ジェイテクト製のリチウムイオンキャパシタは独自技術により、-40℃から85℃まで使用可能となり、車室内での使用要求に適合。さらには出力する上限電圧を制限すれることで105℃まで高温環境で使用可能となる。
ジェイテクトは、No.1&Only Oneの技術として開発をすすめ、既存事業の製品に搭載しての拡販を進めるとともに、製品単独での販売も計画。キャパシタ単体販売、バランス回路を組み合わせたモジュール販売、充放電コントローラーも組み合わせたシステム販売も行なう予定だ。
開発当初に狙ったEPSの補助電源装置としてだけでなく、自動運転でのバックアップ電源などの自動車領域での用途拡大を目指す。また自動車業界のみならず、工作機械、建設機械、鉄道、発電装置、交通インフラなどさまざまな領域の顧客からの関心も高い。その用途も補助電源、予備電源、発電装置の機能安定化、電源回生、さらにはメイン電源とニーズはさまざまである。今後はあらゆる産業のエネルギー効率の向上、環境性の向上などに貢献できる製品として提案をすすめ、拡販を推進。
生産は、
2019年4月 東刈谷事業場 2000セル/月
2019年秋 花園工場 40000セル/月
を計画している。