アイシン・エーアイ株式会社は、愛知県西尾市の吉良工場を拡張し、現在のマニュアルトランスミッションの生産に加え、新たにFF8速のオートマチックトランスミッション(AT)ユニットの生産を開始すると発表した。

吉良工場拡張エリア

 アイシン精機やアイシン・エィ・ダブリュ、アイシン・エーアイ、アドヴィックスなどで構成されるアイシングループで、マニュアルトランスミッションを事業の中心に据えるのは、アイシン・エーアイである。ATやCVTはアイシン・エィ・ダブリュの事業領域だ。




 アイシングループでは、2020年におけるAT生産1320万台体制構築に向け、グループ一体となって生産体制の拡充を世界各地で行っており、今回の拡張はその一環として実施するものだ。世界的に需要が高まっている多段ATに応えるために、MTのエーアイでもATの生産を始めるということだろう。




 エーアイ吉良工場の拡張は、2008年竣工の既存工場を増築する形で実施し、2019年5月に竣工、同年11月にATユニット生産を開始し、年40万台の生産を予定している。

<吉良工場の概要>


1. 所在地 愛知県西尾市吉良町友国松下140番地


2. 現在の建屋面積 39,870?u(延べ床面積)※2008年1月竣工


3. 増築面積 13,462?u(延べ床面積)


    (出来上がり後 53,332 ?u)


4. 同投資額 約115億円(生産設備を含む)


5. 同竣工予定 2019年5月


6. 生産品目 現在:マニュアルトランスミッションユニット


    増築部:オートマチックトランスミッションユニット

情報提供元: MotorFan
記事名:「 アイシン・エーアイ、吉良工場を拡大して、ATユニットの生産を開始!