巻頭特集『バブルマツダ』と聞いて、コスモやFD3S、ロードスターがいっぱい出てくるんじゃ…と思ったひと、それじゃまったく変態じゃありません。
というか、「そんなメジャーどころの記事を読みたければ、どーぞ他の雑誌を買ってくれ!」と声を大にして言いたいわけで、「じゃあどんなクルマが出てくるのよ?」と思うでしょ。
巻頭特集のトップを飾るのは、「ユーノス3ケタモデル集結!」。そう、ユーノス100/300/500/800を集めて、ディテール紹介から一気試乗までをやってるのだ。
それに続く企画、マツダが傾くキッカケになったと言われる「クロノスの悲劇のヒロインたち」では、親玉クロノスを始め、クレフ、テルスター、MX-6、MS-8など、これまた現車をネチネチと撮影&試乗。
その他、センティアvsMS-9、ペルソナvsユーノス300、ファミリアNEOvsレーザーといった兄弟モデル対決や、カペラ、ランティスセダン、プレッソ、レビューなどの試乗インプレ、マツダ5チャンネル主要車種の系譜図、世界に誇ったマツダの技術、某ジドーシャ雑誌元編集部員の回想録、HEセンティアで広島まで行ってみた…など、他の雑誌じゃ絶対にやらないマツダ特集になってたりする。
第2特集は『長いがエライ! 国産リムジン』。プレジデントロイヤルリムジンを筆頭に、セドグロロイヤルリムジン、デボネアVリムジン、コロナスーパールーミーが誌面を賑わせる!
でもって、今年で4シーズン目を迎える『全日本プロボックス/サクシード選手権(JPSC)』の開幕戦、日光サーキットのレポートやパーツ&チューニング情報など、プロサクのページも充実。
かと思えば、初代FFレックスオートクラッチ仕様と4速MT仕様の乗り比べや、タイミングベルト10万km無交換を実現したフェラーリ512BBi&308QVなど、車種も年式もカンケーなくマニアックな記事がてんこ盛りだ。
ちなみに、巻末には世にも不思議な『スバルビッグホーン』の縮小フルカタログを掲載。
ただのクルマ好きにはウケないだろうけど、変態グルマ好きにはズバッとササること確実な企画が目白押しだと自負してる。