昨今急成長しているシェアリングエコノミーにおいて、マッチングサイトで仲介は行えても、鍵の受け渡しが課題となっている。この問題の多くは、電気錠と出入管理装置によって解決できるものの、専門的な電気工事業者による施工が必要となり、手間や導入コストあるいは運用への不安といったものが導入への心理的な阻害要因となっていることも考えられる。
アートでは、セキュリティー専門メーカーとして長年培ってきた技術とノウハウに加え、クラウド上で鍵や利用履歴の管理を行うALLIGATEを活用してこの問題解決に取り組んできた。
他方、駐車場予約アプリを運営するakippaではこれまで、個人宅の空き駐車場や月極駐車場、コインパーキングなど平置きの駐車場を中心にサービスを展開してきたが、ゲート式駐車場では出入口にあるゲートの開閉ができないためゲート式駐車場には導入ができないといった課題があった。
この問題を解決するため、アートとakippaはALLIGATE のプラットフォームをベースとした「シェアゲート」を共同開発。ゲート式駐車場の出入口にシェアゲートを設置することで、オフィスビルや商業施設などのゲート式駐車場でもakippaの導入が可能となり、稼働率の低い時間帯の駐車場貸し出しなどに活用できるようになる。また、Bluetooth機能を利用すれば車内からゲートの開閉が可能となるため、ドライバーの利便性向上も見込まれる。
◆ALLIGATE(アリゲイト)について
「ALLIGATE(アリゲイト)」は、スマホを用い、扉の鍵などを電気的に開閉管理が行えるクラウド型のプラットフォーム。スマホを使っていつでもどこからでもアクセスコントロールできる。また、機器の取り付けや運用後の現地での保守サポートも併せ持ったマネージド型のプラットフォームだ。
株式会社アートが運営する「ALLIGATE(アリゲイト)」の詳細については以下のWebサイトを参照。
https://alligate.me