内子町は2007年にバイオマスタウン構想を策定しており、日本木質ペレット協会の会員であるシン・エナジーと内藤鋼業とが、 地元産の未利用材を活用した木質ペレットの需要拡大と再生可能エネルギーとして注目されるバイオマス発電の最適性で合意し、計画遂行のため準備を進めてきた。本プロジェクトに必要な資金は、地元企業ならびにNECキャピタルソリューションからの出資と、地元金融機関である伊予銀行からの融資により調達した。
シン・エナジーが関わるバイオマス発電所の運営スキームは3パターン。
1.ペレット加工工場+発電所を建設し、 原木を受け入れてペレット加工から発電まで一貫生産するパターン
2.発電所を熱需要家の近くに建設し、 ペレット加工企業から木質ペレット供給を受けて発電し、 熱を熱需要家に販売するパターン(熱電併給型)
3.発電所を建設し、 地元のペレット加工企業からペレットの供給を受け、 発電のみを行うパターン
※内子バイオマス発電所はパターン3のスキームに該当
【内子バイオマス発電所の概要】
(1) 事業運営 内子バイオマス発電合同会社
(2) 所在地 愛媛県喜多郡内子町寺村2478番地1
(3) 定格出力 1,115 kW
(4) 年間発電量 約883 万kWh(見込み)
※このうち送電量は年間約811 万kWh
(5) 発電開始日 2018 年11 月(予定)
起工式日時: 2018年5月10日(木)11:00開始
場所: 愛媛県喜多郡内子町寺村2478-1 内子町森林組合小田支所(建設場所にて)
出席者: 内子町、 内子町森林組合、 各出資者、 伊予銀行、 工事協力会社など