他のGRガレージと同様モータースポーツやスポーツカー、カスタマイズといったテーマの装飾が基本ですが、遊びの要素がふんだんに取り入れられています。
1階には、カスタマイズパーツや86/BRZ参戦車両が並んでいたり、商談スペースやグランツーリスモ体験スペースというおなじみのコンテンツを基本としながらも、カウンターが木目調だったり床が打ちっぱなしだったり、配管むき出し天井だったりと、どこかストリートファッションブランドのアンテナショップのようなこだわりのデザインが印象的です。
2階に上がると雰囲気はさらに変わります。大画面TVを囲むアンティーク調のソファーやギター、アンプが存在感を発揮しています。大きなテーブルのそばにはクルマに関する書籍や古いアナログレコードが並んでいます。今にもミュージシャンによるハウスライブやワークショップが開かれそうな、アーティスティックな空間です。
コーヒーマシンも設置され、音楽を聞いたり本を読みながら、1日くつろげるスペースが作り出されています。
こうした店舗づくりにおいては、当GRガレージ所属担当を含めた社員と金子護社長のこだわりをぶつけ合いながら、「堅苦しくない、くつろげる雰囲気」を目指したそうです。
開店直後から取材を始めましたが、午前中から続々とお客様が来店されました。ナンバープレートを見ると、福岡や北九州ナンバーのみならず、大分や長崎などの他県ナンバーが目立ちます。
これまで、九州地区ではAREA86時代を含めトヨタディーラーによるスポーツカルチャーの盛り上げ展開が今一つ根付いておらず、九州のクルマ好きは寂しい思いをしてきたのではないかと思います。そんなユーザーの「待ってました」の気持ちや期待を感じました。
「店舗建築のスケジュールが大幅にずれこんでしまい、オープン予定としていた3月末に間に合うのか不安になった時期もありましたが、こうして皆様にご来店いただけて感慨深いですね」とは、常駐するGRコンサルタントのひとり、大城明人マネジャーです。これまでもラリーへの参戦を続けてきた大のクルマ好きです。
同じくGRコンサルタントの嶋啓児さんも、モータースポーツはもちろんカスタマイズに関する造詣は深いようです。4AGエンジン搭載車を乗り続けてきた経歴を持ち、現在も「通勤からサーキットも走れる仕様のAE86を所有」しているとのこと。現行車はもちろんですが、旧車のメンテナンスやチューニングのアドバイスにも乗ってくれそうです。
カウンター中心にこまめに動いている女性スタッフは山口真美さん。福原愛ちゃんのような笑顔が素敵な彼女ですが、実はパーツ知識が豊富で、店内に展示しているカスタマイズパーツはすべて彼女が手配したそうです。
さらに、貞光清司さんと長岡孝司さん、以上5名の常駐スタッフと、本社に属する西村努さんを中心に運営されていくとのことです。
①4月8日(日)13時半~ レーシングドライバー佐藤久実トークショー。
②4月21日(土)13時半~ シンガー&コスプレイヤーのLeChat(るしゃ)が来店し、サイン会や撮影会を実施予定。
③4月14日(土)12時~ トヨタカローラ福岡がプロデュースする地元の若手ミュージシャン発掘のために立ち上げたレーベル「KEY10」企画の第4弾CDお披露目イベントを実施。
④4月22日(日)13時半~ 地元福岡出身のレーシングドライバー井口卓人選手が来店。トークショーを実施。
九州全体のクルマ好きの窓口になることが期待されるGR Garage福岡空港。
「幅広い年代の方に来ていただきたいですね。若者はもちろん、一度は色々な理由でクルマ遊びを諦めてしまった方に、『クルマって楽しい』という気持ちを思い出していただける場所になったらうれしいです」と大城明人マネジャー。
様々なタイプのクルマがパーキングに集まり、老若男女がたくさんのクルマ好きが自由に和気あいあいと店内でくつろぐ「町いちばんの楽しいくるま屋さん」になっていくことでしょう。
ぜひみなさんも一度、GR Garage福岡空港に遊びに行ってみてほしいと思います。
<問い合わせ先>
GR Garage 福岡空港
〒812-0888 福岡県福岡市博多区板付1-11-23
TEL0120-419331