その造形に約1年をついやしたという究極系のワイドボディキットはフルカーボン。装着にあたっては貼り付けなどの安易な取り付けではなく、ルーフやリヤフェンダーなど、モノコック一体の外板パーツまですべて取り外し、すべてアクティブが製作したカーボンキットにすげ替えることで寸分の狂い、ゆがみのない形に仕上げられている。
今後、ボディキット及びコンプリートカーとしての販売も手がけていくが、ここで紹介する2台は、快適装備も備えたストリート仕様(カーボンカラー)とレース仕様(カーボン地を透かしたブルー)。
ストリート仕様の1台はインテリアを本革を使って張り替えで、究極の機能美を感じさせるカーボンエクステリアにも負けない質感。エンジンは出力と耐久性のバランスを考慮した600ps仕様。2.8ℓ化されたハイトルクなRB26DETTには、HKSの最新鋭、GTⅢ-4Rタービンが組み合わせられている。
エアコンなど快適装備も備えられたストリート仕様でありながらも、サーキットやドラッグレースでも楽しく走ることができる欲張りな内容だ。
対して、レース仕様の1台はレーシングスペック。カーボン地が透けて見えるキャンディ系に彩りされたボディの中には、高回転指向の2.7ℓ仕様。950psまでパフォーマンスの高められたRB26DETTにはGT3-5Rをセット、ナイトロシステムも組み込まれ、シーケンシャルミッションが搭載される。
美しく仕上げられている室内も、基本的には走行に不要なパーツは取りぞかれ、ロールケージも備えている。サスペンションは車高の調整を容易に行えるエアサス化されているのも今流だ。
ちなみに、この車両アクティブの自社ファクトリーで、シャーシから完全なレストアがほどこされた車両で下回りまで美しく仕上げられている。
これら2台の車両はカーボンエクステリア仕様のサンプルという役割もかねて製作されたガレージアクティブのデモカーだが、今後はボディキットとしてだけではなく、オーナーの好みの仕様を盛り込んだコンプリートカーとしても販売される予定となっている。
まだまだ、多くのチューナーたちに愛され新しいスタイルが生み出され続けているGT-Rだが、その中でもアクティブ流のコンプリートスタイルには要注目だ。
CARBON A PILLAR
CARBON BONNET
CARBON BONNET LIP
CARBON BUMPER DUCT
CARBON DOOR KIT
CARBON FRONT BUMPER
CARBON FRONT DIFFUSER KIT
CARBON FRONT GRILLE
CARBON REAR BUMPER
CARBON REAR LIP WING
CARBON REAR UNDER SKIRT KIT
CARBON REAR WING
CARBON ROOF
CARBON SIDE SKIRT KIT
CARBON SIDE UNDER DIFFUSER
CARBON TAIL BEZEL
CARBON TRUNK
CARBON WIDE FRONT FENDER
CARBON WIDE REAR FENDER
DRY CARBON Gr.A MIRROR
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