ミクニのインド国内に置ける子会社「Mikuni India Private Limited(以下、MID)」に、インド市場向け製品の生産拡大、欧州市場 向け製品の生産拠点としての役割を本格的に担う第3生産棟が完成。

MIDは、ラジャスタン州ニムラナ工業団地内に敷地面積4万5000m²の工場を有し、四輪車用、二輪車用製品を生産、販売するミクニの現地生産子会社。本格化するインド市場向け製品の生産拡大と欧州市場向け製品の生産拠点としての役割を踏まえ、生産能力の増強と製品の安定供給を目的に工場を拡張してきた。その一環で行われてきた第3生産棟の新設が成され、3月16日には日本政府関係者、インド政府関係者はじめ多数の関係者が出席し、グランドオープンの式典を執り行った。第3生産棟の稼働により、MIDの生産能力は大幅に増強され、燃料噴射システムなどの製品を安定的に供給することが可能になる。成⻑が続くインド市場に向けて高品質の製品を安定供給していくことで、グループの成⻑を加速させていくのが狙い。


ミクニグループは、各工場において温室効果ガスの排出を抑え、環境負荷の高い化学物質の使用を避けるなど、環境に配慮したものづくりに努めており、MIDはNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)による太陽光発電を活用したマイクログリッドシステムの実証にも協力。さらに、鋳造用燃料に天然ガスを使用するなど環境に配慮したものづくりを推進していく。



情報提供元: MotorFan
記事名:「 ミクニのインド生産子会社に、新生産棟完成