今回発表されたのは「300V² Factory Line Road/Off Road 10W50」で、エステルをコアとした化学合成ベースオイルの配合技術Ester Core®テクノロジーを継承しつつ、新たにオーガニックベースオイルテクノロジーを加えることで、オン/オフ問わずエンジンのパフォーマンスを最大限に引き出せるオイルとしている。具体的には、オンロードモデルでは最大出力の向上やオイルの耐久性の向上、そして優れたエンジン清浄性でエンジン性能を安定する特長を持つ。一方、オフロードモデルではトルクの向上やクラッチのグリップ力向上による運動性能の向上、さらには高いせん断応力によるギアボックスの信頼性向上が挙げられる。ちなみに同社のテストでは、オフロードモデルでGSX-R1000を使用してテストしたところ、他社同粘度のオイルと比較してベンチテストで2.5psのパワーアップが確認できたという。「300V² Factory Line Road/Off Road 10W50」はエンジンの潤滑はもちろんだが、パワーアップにも貢献する高性能オイルなのだ。今回、ネーミングは「300V²(サンビャクブイ・スクエア)」と、「V」が二乗されている。「V」は元々ビクトリーを意味しており、さらなる勝利を手に入れる意味合いで二乗(スクエア)となっているのだ。
なお、大阪モーターサイクルショーのブースではヨシムラの吉村不二雄氏やモリワキの森脇護氏を招いてのトークショーが行われるなど、ステージショーも盛況だったのだ。