三菱重工社長兼CEOの宮永俊一は、シェル社からの認証通知を受け、次のように述べている。
「(今回の認証取得は)H-100形ガスタービンのLNGプラント主機としての高い競争力を示し、同機種の火力発電システム市場での優位なポジションを補完するものです。我々のゴールは、高い信頼性、生産性を顧客に提供するとともに、生産設備由来のCO2やNOx等の削減、機器構成の簡素化、LNGプラントのコスト減を実現することです」
ヘビーデューティー型のH-100形ガスタービンは、低い保守頻度、高効率および高い信頼性が特徴の2軸ガスタービンだ。LNG生産設備の駆動機に2軸ガスタービンを使う利点としては、可変速による幅広い運転や、フル圧力下での再起動ができることなどが挙げられる。さらに、H-100形ガスタービンには、起動時間の短縮、および設置面積の大幅縮小などの特長もある。