古い話をすれば、ボンゴフレンディのオートフリートップにこれが装備されていれば、その後の運命(人気)も変わっていたのではないかと筆者は思っていたりもする。余談ついでに実はスバルサンバーでは過去に採用例があるが操作手順が面倒で受け入れられなかった経緯がある。
さて今回出展されたのは、ハイエース200 系専用品である。DXを除くバン及びワゴンのすべてに取り付けが可能。既存の運転席や助手席の下に取り付ける物でシート高は20mm高くなるが、独自のチルト機構が採用されており、回転可能な位置に一旦ずれてから180 度まわせる。ドアを閉めた状態でも回転できる賢い設計はなかなかの優れ物だ。
1脚分の価格は7万5000円。個人的ニーズで言えば助手席だけでもこれを装備したい。快適なフィールドに停車したクルマの中でくつろぐ時にとても気分が良いからだ。自分のクルマの広さを存分に楽しむことができるだろう。何しろ通常ならBピラーより前方部分はデッドスペースとなり、室内後部のスペースでくつろぐのはやや窮屈な感じとなる。
写真はハイエース専用だが、ボクシーやステップワゴン、フリードやN-BOX 用もラインナップ予定としている。