「I-PACE」は、45分未満で80%の充電を完了することができ、さらにスポーツカー並みのパフォーマンスとSUVの実用性を兼ね備えたモデル。日常性での使用はもちろん、氷点下のような極限な状況にも対応できることが今回公開された映像で確認できる。
スウェーデンのアリエプローグに位置するジャガー・ランドローバーの寒冷地のテスト施設で行われたこのテストは、過酷な地形や摂氏マイナス40度という北極圏の極寒の環境のなかで進められたという。
今回ジャガーが公開した「I-PACE」の走行テストの動画では、北極圏の気候条件にI-PACEは適しているのか、特に氷上や雪上でのスタビリティやトラクションに関して、スウェーデン人のトニー・ウェスタールンド氏が質問している。ジャガーのエンジニアが氏を走行テスト施設に招待し、実際に「I-PACE」を動かしながら、どのようなテストが実施されているかを見学したうえで、極限状況下におけるI-PACEのパフォーマンスを試している。
ジャガーのビークル・ライン・ディレクター、イアン・ホーバンは、今回のテストに対して次のようにコメントしている。
「I-PACEはお客様の日常生活での使い勝手を考慮した高速充電を実現しているだけでなく、あらゆる路面状況や気候条件においても、パワフルで確実なパフォーマンスを発揮します。多方面から高く評価されているジャガーの“PACE”ファミリーの新たなメンバーとして、I-PACEは唯一無二のエレクトロニック・パフォーマンスSUVとなるでしょう。」
「I-PACE」では、車両に乗り込み出発する前に、主電源を用いてクルマのバッテリー準備と車内温度の調整をすることができ、凍りつくような寒さや酷暑にあっても最大限の走行距離とパフォーマンス、および快適性を確保できるという。車内のInControlシステムやリモート操作が可能なスマートフォンアプリから、最適な充電時間と操作スケジュールを設定できることも特徴としている。