Hondaの航空機事業子会社のホンダ エアクラフト カンパニーは、現地時間2018年2月8日にエアタクシーサービス提供会社のWijet社とHondaJet販売に向けた基本合意書を締結したことを発表した。

Hondaの航空機事業子会社であるホンダ エアクラフト カンパニー(HACI)は、シンガポールのチャンギ・エキシビション・センターで2月6日(火)から11日(日)まで開催されているアジア最大の航空ショーであるシンガポール・エアショーにおいて、フランスのエアタクシーサービス提供会社であるWijet S.A.に複数機のHondaJetを販売する基本合意書を締結したことを発表した。エアタクシーサービスとは、小型ビジネスジェット機による短距離輸送サービスのこと。




Wijet社は現在15機のビジネスジェットを保有し、欧州と北アフリカにある約1,200の空港へのエアタクシー運航を行っている。今回、HACIと基本合意書を交わし、複数機のHondaJetを購入し、保有機体のアップグレードを図ることで、より高品質なサービス提供を目指す。HondaJetは、2018年第1四半期 (1月〜3月)を皮切りに2019年まで順次Wijet社に納入される予定。

(左から)ローズHACIディレクター、ハーセントWijet社CEO、藤野HACI社長

Wijet社のパトリック・ハーセント社長は、「私たちは選び抜かれた航空機により、安全で快適な最高のエアタクシーサービスを、適正価格で提供しています。HondaJetはそのすべてのニーズを満たす優れた航空機です」とコメントした。




一方、HondaJetの開発責任者であり、開発・製造・販売を担当するHACI社長の藤野道格氏は、「今回、Wijet社に最先端の技術を搭載した小型ジェット機であるHondaJetが選ばれたことを大変うれしく思います。最高速度、燃費性能、広く静かな室内空間など、いずれもクラストップ(*)を実現したHondaJetは、Wijet社のお客様に、より一層快適な空の旅を提供できると確信しています」と述べた。 *Honda調べ:小型ジェット機として




HondaJetは、現在、カナダとメキシコを含む北米、欧州、中南米、東南アジアおよび中国で販売されている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 エアタクシーサービス提供会社のWijet社とHondaJet販売に向けた基本合意書を締結